ネット速度は最低

【Prothom Alo】バングラデシュの携帯電話会社のインターネット速度は、近隣の南アジア諸国の中で最も遅い。インド以外の国は10mbps(メガビット/秒)だが、バングラデシュではわずか5 mbpsとなっている。

世界の携帯電話会社組織GSM協会が最近公表した『バングラデシュ:この国の概要』と名付けた報告書では、バングラデシュのインターネット速度の貧弱な現状を述べている。

一方、昨年2月に4Gサービスを開始したことで、今年、スピードが上がる可能性があるという。

バングラデシュ携帯電話事業者協会(AMTOB)のTIM・ヌルル・カビール事務局長も、4Gサービスの開始に伴い、今年インターネット速度が上昇するだろうと話した。

報告書によると、バングラデシュはアジア太平洋地域で5番目に大きな携帯電話ユーザー(8500万人)がいる国だ。だが、3Gネットワークが人口の90%を網羅しているにも関わらず、2017年にインターネットサービスに加入したのはわずか5人に1人という割合だという。

2017年時点で、携帯インターネット加入者の71%がまだ2Gサービスを使っている。

低速インターネットの主な理由として報告書は、周波数領域とインフラ不足を強調する。

バングラデシュの携帯電話会社は2018年2月に開かれた4G領域オークションで、周波数不足のため、高い価格を支払わなければならなかった。

地方のインフラが貧弱なこともインターネット接続が遅い大きな理由だ。携帯電話会社は収益が上がるとは考えられないとして、農村地域のインフラ構築に二の足を踏んでいるという。

報告書は、携帯電話会社同士が基本的な受発信局やファイバー網などのインフラを共有することが改善に繋がると指摘した。

情報通信研究機関『ラーン・アジア』の上級政策特別研究員のアブ・サイード・カーン氏は、インフラを共有することは世界では普通のことだという。だが、バングラデシュはファイバーインフラの共有を違法に行っている。このことで外国携帯電話会社の手の中から逃れられなくなったと話した。

Bangladesh News/Prothom Alo Apr 24 2018
http://en.prothomalo.com/science-technology/news/174602/Internet-speed-is-slowest-in-Bangladesh
翻訳:吉本
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