ドイツ連邦準備制度理事会

[The Daily Star]ドイツ投資家の気分は、米国との貿易争いやユーロ圏へのイタリアの関心への懸念から、6年ぶりに最も低く沈静化したとの調査結果が示された。

ZEW研究所の指標は、5月に-8.2から6月に-16.1に下がった、と火曜日に述べた。これは2012年9月以来の最低水準であり、ロイターの調査ではコンセンサス予想-14.0を逃した。

世界の指導者や世界経済機関は、ドナルド・トランプ大統領が支持する保護主義的政策(鉄鋼やアルミニウムに対する懲罰的輸入関税の賦課を含む)が世界経済に暗い雲を投げかけていると警告している。

しかし、欧州で最大の輸出国であるベルリンは、ワシントンとの貿易戦争を避けるためには必死である。

ZEWのアキム・ワンバッハ会長は、「米国との貿易紛争の最近の拡大と、金融システムを不安定にする可能性のある新しいイタリア政府の政策に対する懸念がドイツの見通しに残っている」と述べた。

トランプは、「自由で公平で相互利益のある貿易」の必要性と保護主義との戦いの重要性を述べたカナダの7つのリーダーグループが合意した合同コミュニケを否定した週末に、米国同盟国を驚かせた。

今月中にイタリアで任命された新政府は、欧州連合(EU)を揺るがすことを約束した反体制派の政党で構成されている。

ZEWの調査は、月曜日までの2週間で行われた。これは、ほとんどの回答者が、イタリアに関する懸念が貿易に関する懸念よりもはるかに際立っていると評価したことを示唆している。

キャピタル・エコノミクスのジェニファー・マックタウン(ジェニファー・マッケウン)は、「ZEW指数は、ドイツの成長率が急速に減速し、景気後退は重大なリスクとなる」と指摘した。

しかし、過去のGDP成長率との関係は非常に弱く、特定のレベルからの確固たる結論は得られない」と述べた。

先週の87.4から、投資家の経済状況に関する評価を測定する別の指標が80.6に下がった。ロイター通信のコンセンサス予想は85.0だった。

木曜日のデータには目に見える金融市場の反応はなかった。


Bangladesh News/The Daily Star 20180613
http://www.thedailystar.net/business/german-investor-mood-multi-year-low-trade-1590232