60億タカの船舶受注

60億タカの船舶受注
【Financial Express】ウェスタン・マリン造船所は海外から60.6億タカ(80億円)の船舶を受注した。

チッタゴン(Chattogram)にある国内主要造船所は、3カ国に輸出する10隻の船舶とボートを造船中だ。

「ノルウェーとアラブ首長国連邦(UAE)、インドから、10隻の注文がありました」
ウェスタン・マリンのサクハワット・ホサイン社長は本紙に語った。

「インドから6隻の海洋船舶、ノルウェーから大西洋漁業船、UAEから3隻のタンカーと沖合補助船(OSV)を受注し、建設中です。今後1-2年以内に納品できるでしょう」

「輸出注文の10隻に加え、別々の国内企業から26隻の船舶、タンカー、ボートも受注しています」
ホサイン社長は先週、チッタゴンパティヤ(Patiya)にある造船所で特派員のインタビューに答えた。

国内大手造船所の1つであるウェスタン・マリンは、2008年のドイツから受注を嚆矢として船舶輸出を始めた。

それ以降、デンマークやドイツ、ノルウェー、フィンランド、インド、ニュージーランド、アラブ首長国連邦、ケニア、ウガンダなど、海外向けのフェリーや貨物船、海上多目的船を製造・輸出している。

インドのジンダルグループが発注した6隻の海洋船は、それぞれ8千トン(DWT)の積載能力を持っているという。

「さらに、UAE向けに2隻の海洋タンカーと1隻のOSV、ノルウェー向けに漁業トロール船を建設しています」

インドの6隻の船舶価格は36億タカ(48億円)、ノルウェーの漁業トロール船は16億タカ(21億円)、UAEの3隻の船舶とタンカーは8.6億タカ(11.4億円)だという。

多くの海外バイヤーや外交官、認証企業から歓迎されるよう、造船所を世界標準に更新したとホサイン社長。

「当初、プロペラやシャフトのような部品は海外から輸入していました。今では自らの手で造っています。それが造船所に付加価値をもたらす結果となりました」

「私たちの人件費は中国や日本、韓国、インドをはじめとする他の多くの先進国よりも安い。バングラデシュは今後10年以内に世界の船舶市場で重要な位置を占めるようになるでしょう」

「バングラデシュの造船業をますます盛んにするため、政府やアジア開発銀行の資金援助を受け、スキルアップした人材を造船所で育てていきます」

Bangladesh News/Financial Express Dec 4 2018
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/western-marine-bags-tk-606-billion-ship-export-orders-1543894953
翻訳:吉本
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