WB、畜産支援に5億ドル

WB、畜産支援に5億ドル
【Prothom Alo】19日、バングラデシュと世界銀行(WB)は、畜産や酪農生産発展のため、5億ドル(555億円)の資金調達契約を締結した。

経済関係局のモノウォール・アーメド局長と、WBのダンダン・チェン国内責任者代行がそれぞれを代表して署名した。協定の下、『畜産・酪農発展プロジェクト』は、200万世帯の家族農業や中小規模農業起業家へ支援を行う。

「このプロジェクトは、増加する人口を養うため、家畜生産を大幅に増やすという政府の計画を達成することに貢献するでしょう」
モノウォール氏は話した。

声明によれば、プロジェクトは国内で不足する卵や牛乳や肉の供給を増やすため、民間への投資や、家畜バリューチェーンの持続可能な発展へ支援を行う。

世界銀行によれば、バングラデシュは2021年までに、年間15億の卵と600万トン近くの牛乳不足に直面するという。

「市場の結びつきを改善し、優良事例を確保することで、バングラデシュは家畜生産を大幅に増やすことができます」

「家畜生産の増加は女性や青少年、その他脆弱なグループの雇用増加につながる可能性があります」
ダンダン・チェン氏は話した。

プロジェクトでは小規模畜産農家(半数は女性)のため、農業技術を取り入れることも網羅する。

バングラデシュでは気候変動が畜産に影響を及ぼすため、プロジェクトでは気候の回復と排出削減の促進、食品安全や環境汚染、抗菌耐性、動物福祉に関する問題への取り組みも行われるという。

WBの国際開発協会(IDA)クレジットは、5年間の猶予期間を含む30年返済で、0.75%のサービス料と1.25%の利息がかかる。

バングラデシュは現在、総額124億ドル(1兆3762億円)という世界最大のIDAプログラムを実施している。

Bangladesh News/Prothom Alo Dec 19 2018
https://en.prothomalo.com/economy/news/188331/Bangladesh-WB-sign-500m-deal-to-improve
翻訳:吉本
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