キショルゴンジ経済特区

キショルゴンジ経済特区
【Financial Express】ニトル・ニロイグループが開発するキショルゴンジ(Kishoreganj)経済特区(KEZ)の提案に、関係当局から許可が出ることになった。開発関係者が話した。

特区はバイラブ(Bhairab)-キショルゴンジ高速道路に隣接するパクンディア(Pakundia)郡の91.63エーカーの土地に作られる。2017年7月、バングラデシュ経済特区庁(BEZA)から事前資格取得ライセンスを受けていた。

「KEZは現在、最終的なライセンス受ける準備をしています」
FE紙の取材に対し、BEZAのパバン・チョウドリー長官は答えた。

この特区ではインドの多国籍複合企業タタ(TATA)が、自動車や鉄鋼などの重工業生産を行うという。

「これはバングラデシュが、多くの外国企業の投資先として相応しい環境にあることの証明です」

KEZが本格的に操業を開始すると、ここで製造されたさまざまな製品が、より手頃な価格で国内市場に供給できるとチョードリー氏は話した。

「タタと我々の共同事業は、ピックアップトラックなどの自動車製造になるでしょう」
ニトル・ニロイグループの幹部は話す。

承認される工場用の機械はすでにプロジェクト敷地に到達した。すぐに建設作業を始めるため、タタ製鉄はKEZ内で土地の選定を終えたという。

特区では水処理施設、排水処理施設、消火設備など、必要な設備がすべて揃う。

自動車や鉄鋼、衣料品、皮革製品、農産物加工、情報通信技術(ICT)など、製造業向けの工場施設に対応するこの特区は、国内需要を満たした上で、製品を輸出することを目指している。

操業が始まれば、5年間でおよそ2万5千人の直接・間接雇用を創りだすと見られている。26の工業団地からなるKEZは、今年末から生産が始まる予定だ。

KEZはダッカから170km、チッタゴン(Chittagong)港から307km、アシュガンジ川港から40kmで、バイラブ-キショルゴンジ鉄道のガチハタ駅と接続している。

ガス、電気、水などの公共事業はすでに利用可能だ。

実現可能性報告書は、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)によって作成された特区のマスタープランと共に、首相官邸(PMO)直属のBEZAによって正式承認された。

工業化の進展と外国投資を取り込むことで、バングラデシュの経済目標達成を後押ししようと、BEZAは100の経済特区を開発中だ。

国有経済特区の他、民間組織もさまざまな経済特区を開発している。これまで19の民間企業がEZを開発するための事前資格取得ライセンスを受け、そのうち8社に最終ライセンスが授与された。

KEZ開発の最終ライセンスを取得することで、ニトル・ニロイグループは9番目の民間機関となる。

Bangladesh News/Financial Express Feb 12 2019
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/proposed-kez-set-to-get-licence-1549946235
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #経済特区 #ニトル・ニロイグループ