タバコ、8年で18.5%減

タバコ、8年で18.5%減
【The Daily Star】世界成人タバコ調査(GATS)によると、バングラデシュの15歳以上のタバコ使用量は、2017年までの過去8年間で18.5%減少した。

反タバコキャンペーン団体は大幅な減少を歓迎したが、2040年までにタバコがない国にするという目標の進展には不十分だとした。

13日、反タバコ研究機関のプロゴティル・ジョンノ・ギャン(Progga)や反タバコメディア連盟(ATMA)がダッカの国民記者クラブで共催した討論会で明らかになった。

2009年には15歳以上の国民の約43%(約4130万人)が、タバコや『ジョルダ』など様々な有煙、無煙タバコを嗜んでいた。だが2017年、その数は35.3%減って3780万人になったと、調査結果は述べている。

改正タバコ法や全てのパッケージに描かれた警告文など、政府の対策や反タバコNGO組織によるキャンペーンが減少の要因となったという。

GATSは世界保健機関(WHO)の調査で、バングラデシュ統計局や国家タバコ管理局の支援を受けて2009年に実施され、2017年に比較調査が行われた。

調査はインドやメキシコ、タイなど世界30カ国で実施され、昨年8月に公表された。

13日の討論会は調査結果を確認し、今後の進め方を決めるために開かれた。

GATSによると、現在、国の喫煙者の20%以上が、キンマ(ビンロウ)を使った噛みタバコや粉末タバコといった無煙タバコを、18%がシガレットやビディと呼ばれる有煙タバコを嗜んでいるという。

ビディの喫煙者は2009年の半分以下に減ったが、喫煙者に占める割合は約14%とほとんど変わっていない。

また、男性喫煙者(20.8%減)が女性(12.2%減)より多く減ったこともわかった。

さらに、家庭や公共の場所(市場やレストランなど)、職場での受動喫煙率も著しく減少していた。

「この結果は政府や非政府機関の努力の賜物です。しかし、私たちは期待通りに進展したとはとらえていません。目標にたどり着くまでまだ距離があります」
プロッガ(Progga)コーディネーターのハサン・シャウリアル氏は話した。

公共の場所はまだ禁煙ではなく、無煙タバコの喫煙は制限されていない。

また、タバコ価格はまだ一般の人々に手が届く範囲にあるとハサン氏はいう。
政府はこの問題に取り組み、2040年までにタバコのない国にするための早急な措置を講じなければならないとハサン氏は主張する。

政府が喫煙と使用規制法を厳格に適用してタバコに高い税金を課すこと、タバコ会社の影響を避け、関係を断ち切ることを提案した。

また、マイメンシン(Mymensingh)とシレット(Sylhet)管区の喫煙率が高いとして、この2管区を集中的に監視することを提案した。

討論会には情報相のハサン・マウムド博士、保健省のアサドゥル・イスラム副大臣、プロッガのABM・ズベイル事務局長らが参加した。

Bangladesh News/The Daily Star Feb 14 2019
https://www.thedailystar.net/city/tobacco-consumption-in-bangladesh-declines-still-long-way-go-1701466
翻訳:吉本
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