ダッカの大気汚染は依然深刻

ダッカの大気汚染は依然深刻
【The Daily Star】20日に発表された世界の都市のエア・ビジュアル指数で、ダッカは空気の質でワースト5位にランクした。

『リアルタイムの空気の質』ランキングでダッカのスコアは164で、エア・ビジュアルは『不健康』と分類した。

19日に発表された『空気の質指数』はトップを維持し、スコアは361、『危険』と分類されていた。

世界で最も人口密度の高い国の1つバングラデシュはずっと大気汚染に苦しみ、ダッカは世界で最も汚染された都市として毎回ランクされる。

多くの環境専門家たちは地下鉄建設や他の主要プロジェクトによる汚染だと非難した。また、その他の原因として、レンガ窯、高レベル硫黄を燃料に走る車、建設作業を挙げた。

2月9日、ポリベシュ・ボコオ・アンドロン(Poba)やナゴリク・オディヒカル・ソングロッコンフォーラムなどの環境保護団体は、ダッカ住民のおよそ90%は深刻な粉塵汚染の影響を受けていることに深い懸念を表明し、関係当局に効果的な対策を取るよう要請した。

また、冬季の道路掘削や廃棄物処理の遅延で粉塵汚染が高まり、様々な呼吸器やアレルギー、皮膚疾患を引き起こしたとも話した。

高等裁判所は環境局(DoE)局長に対し、週2回の移動裁判所で、大気汚染の原因を作る市民への訴訟を起こす措置を講じるよう命じた。

『世界疾病負担プロジェクト』のデータを使った新しい調査では、大気汚染がバングラデシュの平均寿命を1.87年縮めることがわかった。また、より良い空気の質が、人間の寿命の大幅な延長につながる可能性を示唆した。

世界保健機関(WHO)は、世界中で毎年700万人が大気汚染にさらされて死亡していると推定している。死者のほとんどは中低所得国、主にアフリカとアジアで発生している。

6つのカテゴリに分類される空気の質指標(AQI)は米国の環境専門家が作成した。これは、健康への関心が高まっていることを示している。

300以上のAQI値は空気の質が危険、50未満は良好を表す。

この指標は大気汚染防止法で規制される5つの基準、地上レベルのオゾン、粒子状物質、一酸化炭素、二酸化硫黄、二酸化窒素に基づいている。

2018『世界の空気の状態』報告書は、早死の第6位の危険因子として、大気中の粒状物質を挙げる。

ダッカではこれらのリスクが深刻であると、報告書は述べている。

Bangladesh News/The Daily Star Feb 21 2019
https://www.thedailystar.net/city/news/dhakas-air-quality-remains-unhealthy-1705183
翻訳:吉本
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