新年前の忙しさ

新年前の忙しさ
【The Daily Star】マダリプール(Madaripur)県の陶工たちは、来たるべきベンガル新年初日『ボヘラ・ボイジャック』に向けて忙しく準備を進めている。

県内4郡の町や村では、伝統的なお祝い用の様々な土器を製造している。

ショドル(Sadar)郡やカルキニ(Kalkini)郡の様々な陶工村を訪ねた特派員は、陶工仲間が集まり、おもちゃや装飾品、動物などの多彩な粘土商品の最終工程に関わっている姿を取材した。

およそ40世帯からなる陶工コミュニティは、ショドル郡ガットマジユニオン下パルパラ村で暮らすが、先祖代々この仕事に関わっているのはわずか10世帯に過ぎない。

かつて人気があった商売は時代と共に衰退してきたが、職人の技術への情熱と愛は燃え続けてきた。それが今、芸術的な商品となって現れている。

「子どもの頃から粘土商品を造ってきました。言葉を覚えるのと同じように、年長者たちからこの工芸品の作り方を学びました」
ビシュワジット・パルさん(65)は話す。彼はボヘラ・ボイジャックのために商品を造り、残りは農耕で生計を立てている。

カルキニ郡タナ・モル・パルパラ村の陶工リナ・パルさん(45)は、これらの商品はボヘラ・ボイジャックの間だけ需要があると話した。

陶工のミナラ・ラニさん(35)とスニル・クマール・パルさん(55)はリナさんの言葉に相槌を打った。

先祖代々の職業を諦めた主な理由は、人口増加に伴って利用可能な土地が縮小し、粘土の入手が難しくなり、どんどん原材料が値上がりしたからだという。

マダリプールのワヒドゥル・イスラム県令は、粘土商品の製造は古くからの伝統のため、県は陶工を助けるために全力を尽くすつもりだと話した。

【後略】

Bangladesh News/The Daily Star Apr 13 2019
https://www.thedailystar.net/city/news/made-love-and-care-1729267
翻訳:吉本
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