衰退する手織機工場

衰退する手織機工場
【The Daily Star】この15年間、機械化へのシフトと労働力不足による雇用の減少で、手織機工場の数が1/4以上減少した。

バングラデシュ統計局(BBS)が実施した『手織機センサス2018』によると、2003年に18万3512あった手織機工場は、昨年11万6006と、36.79%減少した。

16日、ダッカのBBS講堂で開かれたプログラムで、MA・マンナン計画相が第一次報告書を発表した。

政府は昨年、3回目となる手織機調査を実施した。1回目は1990年、2回目は2003年だった。

最新センサス報告によると、雇用も減少した。2003年は88万8115人の雇用があったが、2018年には194%減の30万1157人だった。

この間の女性労働者は55.78%減の16万8313人、男性労働者は44.22%減の13万3444人となった。

一方、女性労働者割合は増加した。1990年は44.35%、2003年は46.81%だったものが、2018年は55.78%となった。

ランガマティ(Rangamati)、カグラチョリ(Khagrachhari)、バンドルボン(Bandarban)の3丘陵県にはかなりの数の女性労働者がいる。

機械化に加え、収入の減少、資本不足、マーケティングに関連する問題が、手織機工場衰退の原因とされた。

「手織機は我が国の伝統産業ですが、消えつつあります。政府は発展のため、適切な計画を策定してきました」

マンナン計画相はバングラデシュ手織機局がセンサスデータや情報を使って必要な措置を取ることに期待を示しながら、「政府はそのため、必要な援助を拡大する」と約束した。

BBSのソーレンドラ・ナス・チャクラバルティ局長は、報告書はこの部門の全体像を利害関係者に提供すると述べた。

チャットグラム(Chattogram)  とラジシャヒ(Rajshahi)管区は手織機工場の本拠地で、全体の73.1%を占める。とりわけ、チャットグラムには56.2%の手織機工場がある。

センサス報告によると、88.43%の工場は村に、残りは町にあるという。

BBSのクリシュナ・ガエン事務局長は、この調査は手織機工場の現状を評価し、稼働と非稼働の工場を特定し、工場経営者と労働者の社会的地位を見ることを目的にしたと述べた。

プロジェクト責任者モヒウディン・アーメド氏、BBS調査部門のMd・ザヒドゥル・ホック・サーダール理事も発言した。

Bangladesh News/The Daily Star Apr 17 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/handlooms-the-decline-1730809
翻訳:吉本
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