ラマダンで果物価格2倍に

ラマダンで果物価格2倍に
【The Daily Star】5月6日のラマダン開始以降、輸入品、国内産両方の果物価格は2倍になり、買い物客の財布の紐はこれまで以上に固くなった。

リンゴやブドウ、マルタ、ナシ、ナツメヤシ、ザクロなどの輸入果物は都市部で消費されるが、これらの果物需要はイスラム教徒のラマダン(断食)月に高くなる。

「私はラマダン直前にキロ130タカ(172円)でマルタを買いましたが、今は同じ店で200タカ(264円)もします」
ダッカモグバザール地区の主婦ルマナ・イスラムさんは話した。

広く輸入される輸入果物のリンゴは、種類や品質にもよるが、キロ当たり220タカから300タカ(291から396円)で販売されている。

黄緑色の皮を持つゴールデン・デリシャスはキロ当たり220から240タカ(317円)で、日本のフジはキロ当たり300タカ(396円)で販売されている。ラマダン前は180から200タカ(238から264円)だった。

1週間前は1つ25タカ(33円)だった国内生産の小型パイナップルは40タカ(53円)に、同様に人気の国産バナナは1房10タカ(13.2円)になっている。

ハティルプール地区で果物を販売するMd・モウシン・ミアさんは、キロ170タカ(225円)になったラマダンの1日前にリンゴの値段を付けたと話す。

「運賃を考慮すると、最低キロ当たり200タカで売らなければなりません。そうしないと、生き残れません」

バングラデシュ果物輸入協会のセラジュル・イスラム会長は、サクロン『ファニ』の影響によるサプライチェーン混乱のため、果物価格が急騰したという。

「果物を積んだ船は荷降ろしのためにさらに3ー4日待たなければならず、それがコストを押し上げ、市場での商品供給に影響を与えました」

今後、果物供給が増えるため、数日以内に価格は下がるとイスラム氏は楽観視する。例えば、卸売市場で先週3600タカ(4757円)だった18キロパックは、3千タカ(3964円)に下がってきたと話した。

Bangladesh News/The Daily Star May 17 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/fruit-prices-double-ramadan-1744639
翻訳:吉本
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