UNHCR、ロヒンギャと話合い

UNHCR、ロヒンギャと話合い
【The Daily Star】20日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、明日22日から始まるミャンマーへの帰還に向け、ロヒンギャと話合いを始めた。

UNHCRはミャンマー政府によって帰還が許された3450人のロヒンギャにインタビューした。

正式には意図調査と呼ばれるこの取り組みは、難民の自発的帰還の重要部分である。

UNHCRが実施した調査は、午前9時、テクナフ(Teknaf)のシャルボン・ロヒンギャキャンプで始まった。

難民救済送還委員会(RRRC)の職員も立ち会った。

しかし、両組織の職員は、午後5時まで続いた調査に参加したロヒンギャの人数については明らかにしなかった。

シャルボン・ロヒンギャ・キャンプの責任者カレド・ホサイン氏は、帰還が許された多くの人が、キャンプ事務所近くの仮設テントで行われたインタビューに参加したと述べた。

キャンプを訪れた多くのロヒンギャは、ラカイン語とも呼ばれるアラカン語で印刷されたリーフレットを読んでいたという。リーフレットの配布は19日に始まった。

内容の詳細についてキャンプ住民のヌール・バシャールさんは、ミャンマーに帰国する際、最初に国家認証カード(NVC)を取得する必要があると述べた。

その後、ミャンマーのナクフラキャンプに収容され、6カ月以内に、国内の別のキャンプに移されるという。

だが、バシャールさんは、市民権と地位が与えられるまで、ロヒンギャは自発的帰還に興味を示さないだろうと述べた。

ロヒンギャのキャンプリーダーであるバドルル・イスラムさんは、このリーフレットは主にNVCの提供に重点を置いていると述べた。
 「しかし、ロヒンギャはNVC提供という名目で追い払われた苦い過去があるため、まだ帰還に恐れを抱いています」

インタビュー参加者の1人モハメッド・リアズさんは、UNHCR職員は新しいことは何も告げなかったとし、4つの要求が満たされなければミャンマーに戻らないと述べた。

ロヒンギャの4つの要求とは、ロヒンギャを殺し、拷問し、土地から追い出した者に責任をと取らせること、ミャンマーでのロヒンギャの市民権と安全を確保すること、土地や財産を返還すること、ミャンマーラカイン州のロヒンギャに全ての基本的人権を付与することである。

【後略】

Bangladesh News/The Daily Star Aug 21 2019
https://www.thedailystar.net/frontpage/news/unhcr-talks-rohingyas-cleared-repatriation-1788109
翻訳:吉本
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