飢餓状態は順調に改善

飢餓状態は順調に改善
【Financial Express】食料生産の増加により、世界飢餓指数(GHI)*は比較的順調に推移している。農業相のMd・アブドゥル・ラザック博士は述べた。バングラデシュ連合ニュース報道。

*0点が「飢餓無し」、100点が「最悪」で、得点が高いほどその国の食糧状況は深刻であることを示す

「現時点では、バングラデシュの貧困率はわずか21.8%に過ぎません。(食料)生産と生産性向上により、GHIは順調に推移しています」

農業相は、3つの国際NGO(Welthungerhilfe、Concern Worldwide、Helvetas Bangladesh)がダッカのサーダップ講堂で開催した、GHI2019の立上げイベントで発言した。

GHI 2019によると、バングラデシュのスコアは100点満点中25.8点で117カ国中88位、"深刻な"飢餓を示している。近隣諸国では、インドが30.3点で102位、パキスタンが28.5点で94位、ネパールは20.8点で73位、ミャンマーが19.1点で69位、スリランカが17.1点で66位となっている。

2018年は26.1点で、119カ国中86位だった。

GHIは、各国ごとに4つの要因(栄養不足、子どもの低体重、子どもの低身長、子どもの死亡率)を計算することで、世界レベル、地域レベル、国レベルで、飢餓状態を包括的に測定、追跡するためのツールである。

100点満点のGHI重大度スケールでは、9.9点未満は飢餓が低く、 10.0ー19.9点は中程度の飢餓、 20.0–34.9点は深刻な飢餓を示す。 35.0ー49.9点は飢餓状態への警告、50点以上は飢餓状態への非常な警告を示している。

1947年以来、すべての政権にとって食料安全保障が常に懸念事項だったが、現在は主食である米を十分に栽培していると、農業相は指摘した。
「バングラデシュはハシナ首相の指導の下、2000年になって初めて自給自足に近づきました…自給自足だけでなく、余剰米もあります」

また、ジャガイモやトウモロコシなどの補助作物の自給自足についても言及した。
「現在、余剰生産量として400万トンのジャガイモがあります。今後2ー3年以内に、余剰分のトウモロコシ生産が行われるでしょう」

一方、そのような進歩にもかかわらず、一人当たりの収入が低いことが栄養不足の主な理由であるとする。
「国民の1人当たりの収入はわずか2000ドル(22万1974円)で、栄養価の高い食物を買う余裕はありません」

さらに、自給自足を達成した後の政府の新しい課題は、国民に安全で栄養価の高い食料を提供することだとした。
「政府は、全国民に安全で栄養価の高い食物を確保することに取り組んでいます。どんなにコストがかかってやり遂げるでしょう。都市にある施設はすべて農村部に作られる予定です。農業の機械化を通じて雇用を創出することで、安全で栄養価の高い食品が確保されます」

Welthungerhilfeの国内代表のフィリッペ・ドレスレッセ氏、コンサーン・ワールドワイド国内ディレクターのAKM・ムシャ氏、バングラデシュ国民栄養協議会事務局長のMd・シャウ・ニュワズ博士も挨拶に立った。

Bangladesh News/Financial Express Dec 9 2019
https://thefinancialexpress.com.bd/national/bangladesh-doing-well-in-global-hunger-index-minister-1575908873
翻訳:吉本
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