経済は順調だが課題は残る

【The Daily Star】インフレ圧力や輸出入の伸びの鈍化、投資家の信頼欠如、投資率低下にもかかわらず、バングラデシュの経済は順調に前進している。12日、ダッカ商工会議所(MCCI)は述べた。

第1四半期(7月-9月)の経済状況についてMCCIは、四半期における主要経済指標の着実な改善が示すように、全体的な経済状況はポジティブであるとした。

農業、製造業、サービス業、すべてが好調だったが、成長を維持するには政府によるさまざまなタイプの継続的支援が必要だ。

赤字インフラ、送電容量欠陥によるガス・電力供給の問題が、経済すべての生産パフォーマンスを損なっている。

「政府はこれらの問題を克服し、政治的安定を達成し、維持するための適切な措置を講じるべきだ。投資に好意的な雰囲気を作り出し、より高い経済成長を達成するために不可欠である」

政治状況は今後も安定し、平和なままだと想定できるとした。

GDP成長率、一人当たり所得、海外からの送金、外貨準備、外国直接投資などの主要なマクロ経済指標は、プラス傾向を示している。

一方、商品輸出は前年同期比2.95%減の96.5億ドル(1兆710億円)だった。収益は戦略目標を11.06%下回った。

データが入手可能な当初2カ月の輸入支払いは93.2億ドル(1兆344億円)で、昨年同期より2.29%下回った。これは主に石油や石油製品、資本的機械の輸入が減少したことによるものだ。

四半期の送金流入額は、送金受取りと為替レートの改善に対する政府の2%インセンティブを背景に、前年比17.58%増の45.5億ドル(5050億円)になった。

第1四半期の対外援助支出は5.62%減の9億4080万ドル(1044億円)だった。対外援助コミットメントは、前年同期の18.2億ドル(2020億円)に対して、20.1億ドル(2231億円)だった。

当初2カ月(7-8月)の純FDI(外国直接投資)は、前年比7%増の4.28億ドル(475億円)で、「バングラデシュへのFDI流入は、同程度の開発レベルにある多くの国と比較して低い」とした。

7-8月の貿易赤字は、前年同期比6.16%減の19.8億ドル(2198億円)となった。

株式市場は、第1四半期のほとんどの期間、信用危機によって苦しみ続けた。ダッカ証券取引所とチャトグラム証券取引所の両方で、重要指標である株価指数、売上高、時価総額は著しく低下した。

Bangladesh News/The Daily Star Dec 13 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/economy-growing-well-challenges-remain-mcci-1839628
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #ダッカ商工会議所 #経済状況