製造業の新時代

製造業の新時代

【The Daily Star】「メイド・イン・バングラデシュ」ブランドの構築に向け、国内企業がベストを尽くしているため、製造業は新時代を迎えつつある。

そんなブランドの1つにシンフォニー(Symphony)がある。輸入品に支配されるスマートフォン市場で大きなパイをつかむため、外国企業としのぎを削っている。

同社は昨年6月から、ダッカ郊外のアシュリア(Ashulia)工場で、国内需要すべてを満たす毎月約15万台のスマートフォンを組み立てる態勢を整えた。

シンフォニーの親会社であるエジソングループのジャカリア・シャヒド社長によると、工場では年内の輸入を必要としないペース(現在は12.5万台)で、ベーシックな携帯電話を製造しているという。

「昨年6月にスマートフォンの輸入をやめました。今年12月までに、工場で作った携帯電話ですべての国内需要を満たすことを目標にしています」

バングラデシュ携帯電話輸入業者協会の事務局長でもあるシャヒド氏によると、バングラデシュでは毎月、約70から80万台のベーシック電話やスマートフォンが製造されているという。

需要の増加に伴って工場能力を拡張し、さらに2カ所以上の工場建設を行う計画だと、シャヒド氏はアシュリア工場を視察したジャーナリストらに述べた。

「2022年までに2カ所の新工場の準備が整うはずです。その後、輸出の機会を模索します」

30%の市場シェアを持つシンフォニーは、3工場に10億タカ(13.2億円)の投資を行う。

携帯電話アクセサリを作る計画もある。これは、モバイル関連のトータルバリューチェーンを構築するのに役立つという。

「同様にソフトウェアやモバイルアプリ、ゲームも開発しますが、工場ではおよそ20万商品のアクセサリを生産する予定です」

工場商品には20%の付加価値税が課されているが、今後5年間で30%に増える。2017-18年度、政府はモバイル組立工場に大きな税制上の優遇措置を提供したが、その後、バングラデシュ国内に7カ所の工場と、2カ所のパイプラインが造られた。

2008年創業でバングラデシュ初の携帯電話ブランドになったシンフォニーは、ここ5年間、市場をリードしてきた。現在、4千ー8千タカ(5286-1万5714円)の価格帯の携帯電話製造にシフトしてきた。

主要需要はこの価格帯にあるとしたシャヒド氏は、新工場に許可を与える前に、市場を評価するよう政府に促した。

「当社の携帯電話の品質は、中国製のものよりも優れています」
エジソングループのMd・マクスドゥル・ラーマン事業運営部長は述べた。

MA・ハニフ営業部長は、2019年に3100万台のハンドセットが販売されたが、そのうち800万台がシンフォニー製だったと述べた。

Bangladesh News/The Daily Star Jan 24 2020
https://www.thedailystar.net/business/news/symphony-now-meets-smartphone-demand-own-plant-1858351
翻訳:吉本

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