印刷能力の向上

印刷能力の向上

【The Daily Star】
・7千台以上の印刷機
・300億タカ(396億円)の国内市場
・現在の印刷能力:年間10億冊の書籍
・10年前の印刷能力:年間2.5億冊の書籍
 
ダッカ市街地はポスターの海に変わった。来たるべき南・北両ダッカ市選挙の候補者が、見える限りの壁や電柱にポスターを貼っているからだ。

2月1日に行われる選挙は、来週から1カ月に渡って行われるブックフェア用のカレンダーや日記、書籍を印刷する時期と重なっている。だが、すべての納期は冷や汗をかくことなく守られているという。

「印刷能力が非常に高くなったので、今では仕事のプレッシャーを感じることはありません。選挙のおかげで、小規模印刷会社は利益を上げています」
ブライト印刷所のSM・モウシン社長は述べた。

2009年、ブライト印刷所は最大で100万冊の教科書を出版する能力しかなかった。今では年間4千万冊の書籍を発行できる。

7千台以上の印刷機を持つ印刷業界は、大規模な変革を遂げた。

2009年、政府が小、中学生に無償教科書を提供をすることを決めたことで、印刷業界では手作業を多く必要とする時代遅れの印刷機から、新しい機械の導入へと変化が始まった。

無償教科書の配布は翌年、まず小学校で始まったが、印刷機の需要が急増する理由としては十分だった。

だが、国内印刷業者は、外国企業が持っている印刷能力を超えることはできなかったので、初年度はわずかな注文しかもらえなかった。政府は外国企業に対し、1.9億冊の教科書を印刷し、配達するための国際入札を行った。その結果、2010年の教科書生産の最大シェアは外国企業が持っていた。

【後略】

Bangladesh News/The Daily Star Jan 31 2020
https://www.thedailystar.net/business/news/no-sweat-printers-orders-pour-1861522
翻訳:吉本

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