ベンガル文学を世界に

ベンガル文学を世界に

【Financial Express】シェイク・ハシナ首相は2日、世界にベンガル(バングラ)文学を広めるため、より多くの翻訳が必要だと強調した。

「私たちの芸術や文学や文化を、さらに改善することで、国内だけでなく国際舞台に広げたいと考えています」
ダッカ市内で開かれた、一カ月に渡る『アマール・エクシェ(私の21日)』ブックフェアの開会式で述べた。

フェアはバングラアカデミーの敷地と、隣接するスフラワディ・ウディヤンで始まった。

「世界のさまざまな言語を持つ人々に、私たちの文学や文化について知ってもらいたい。バングラデシュアカデミーはこの目的のため、十分な計画を立てています」
首相は、ベンガル文学のさらなる翻訳の必要性を強調した。

一方で、学生時代のように、エクシェ・ブックフェアの会場を自由に歩き回ることができなくなったことを嘆いた。

「学生時代のように何時間も会場を歩き回ることができないことを、首相になっていつも痛感しています。ブックフェアを訪れるたび、気持ちが浮きたちます」
首相は、ブックフェアは自分が愛するイベントだと述べた。

【中略】

首相はその後、ブックフェアのさまざまなブースを訪れた。

フェアは、平日は午後3時から8時30分まで、週末は午前11時から午後8時30分まで、バングラデシュの働きかけで制定された国連の『国際母語デー』である2月21日は、午前8時から午後9時まで開かれる。

今年、フェア会場は80万平方フィート(7万4322平方メートル)に広がり、560組織に合計873ブースが割り当てられた。

ベンガル語を母国語として確立するため、1952年2月21日に命を落とした8人の犠牲者を記念して、毎年、1カ月間のブックフェアが2月に開催されている。

*アマール・エクシェ:1948年3月、パキスタンのM・Aジンナー提督が新国家の公用語はウルドゥー語にすると演説したことを受け、東パキスタン(現バングラデシュ)でベンガル語母語化運動が発展。治安部隊による弾圧も高まった。学生4人が警官によって射殺されるなど、1952年2月21日の弾圧は特に多くの死傷者が出た。以来、2月21日は自分たちの母語のために命を捧げることをためらわなかったベンガル青年たちを称える殉教者の日、『ベンガル語母語化運動記念日』となった。47年後の1999年、バングラデシュの働きかけにより、国連はこの日を『世界母語デー』と決めた。
それを記念して行われるブックフェア。各出版社はこの日に合わせてたくさんの出版物を出すので、ベンガル語の新刊本は2月に集中する。

Bangladesh News/Financial Express Feb 2 2020
https://thefinancialexpress.com.bd/national/pm-for-more-translations-of-bangla-literature-1580655161
翻訳:吉本

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