国産スマホ米国へ輸出

国産スマホ米国へ輸出

【The Daily Star】バングラデシュの製造業の大いなる飛躍のため、ウォルトンはバングラデシュ製スマートフォンを米国に輸出する。

「『メイド・イン・バングラデシュ』のスマホを輸出するという夢を実現するときが来ました」
ウォルトンのSMモンジュルール・アラム社長は述べ、高度な機能を備えた国産スマートフォンがバイヤーの注目を集めていると補足した。

100から200ドル(1万1099円から2万2197円)の価格帯で販売されるスマートフォンの初出荷は、3月1日、ガジプール(Gazipur)県チャンドラ(Chandra)のウォルトン・デジテック産業の工場から運び出される。

スマートフォンは有名なアメリカブランドが席巻しているが、ウォルトンは国内オリジナルだと、アラム氏はブランド名を明かすことなく述べた。

この種の生産体制はバングラデシュの衣料品産業では一般的で、受託製造と言われている。

「米国の輸入業者と数カ月前に契約を結び、出荷を確定する前に品質を向上させてきました」

国産エレクトロニクスの巨人はこれだけにとどまらない。米国出荷後、ヨーロッパやオーストラリア、その他の先進国に出荷を広げるという。
「ウォルトンは現在、国際標準のスマートフォンを生産しています」

「これはバングラデシュにとって大きな瞬間であり、この成果にすべてのバングラデシュ人が誇りに思うでしょう」
ムスタファ・ジャバール通信相は本紙に述べ、ウォルトンはこの分野で最前線に立ち、新たなマイルストーンを達成し続けているとした。

同社は2017年10月、携帯電話製造工場をバングラデシュで初めて設立した。

これまで工場では170万台のスマートフォン、430万台のベーシックフォン、合わせて600万台の携帯電話を製造してきた。

「ウォルトンは他のいくつかの企業と共に、携帯電話の国内需要の40%を満たしています。そのことを誇りに思います」

2015年、輸入機器の輸入税を100%からわずか1%に削減するという政府決定により、製造が盛んになった。

「あれが転機になりました。私たちは今、その結果を収穫しています」
ジャバール氏は補足した。

ウォルトンは他のハイテク商品の製造も行い、アジアやヨーロッパ、アフリカ、中東35カ国に、様々な電化製品を出荷している。

昨年、世界的な電子商取引大手アマゾンと、米国で『メイド・イン・バングラデシュ』の電化製品とICTデバイスを販売する契約を結んだ。担当者によると、今年から出荷が始まるという。

ウォルトンは充電器やバッテリー、イヤホン、マザーボードなど、携帯電話アクセサリーも製造し、国内生産品のアクセサリーの全需要を満たしている。

ウォルトンのスマートフォン輸出を記念して、工場敷地内で祝賀会が開かれる。AHMムスタファ・カマル財務相、ジャバール通信相、ジュナイト・アーメド・パラクICT担当国務相が参加する。

同日、工場で製造された2万6千台のラップトップパソコンが、様々な市場に出荷されるという発表も行われる。

昨年、ウォルトンは国内市場向けに、120.2万台のスマートフォンと417.6万台のフィーチャーフォンを販売した。

ウォルトンは徐々に海外進出に足を踏み入れているが、2030年までにバングラデシュブランドを世界市場最高の地位とするため、2倍の努力を重ねると、担当者は述べた。

Bangladesh News/The Daily Star Feb 19 2020
https://www.thedailystar.net/business/news/made-bangladesh-smartphones-headed-us-1870069
翻訳:吉本

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