言語殉教者に敬意を表す日

言語殉教者に敬意を表す日

【Financial Express】2月21日は、母語であるベンガル語を話す権利を維持するために犠牲になった英雄たちを記念する『アマール・エクシェ』(私の21日)。この言語殉教者の日(シャヒードの日)を、国を挙げて祝う。

また、ユネスコ(UNESCO)がこの日を記念して国際母語デーに制定した日でもあり、世界各地でお祝いがある。

国際母語デー2020のテーマは『国境なき言語』だ。国境を越えた言語に焦点を当てることで、先住民族の遺産を保存することを手助けする。

あらゆる階層の市民が、中央ショヒド・ミナールを『アマル・バイヤー・ロクテ・ランガノ・エクシェイ2月』を歌いながら裸足で歩く。そして、犠牲になった言語運動の英雄たちに花輪や花束を捧げる。

1952年、(当時東パキスタンだった)ダッカの学生と市民は、(西)パキスタン政府がパキスタンの唯一の公用語としてウルドゥー語を押し付け、ベンガル語を否定したことで、街に出て抗議活動を始めた。

1952年2月21日、学生のサラム、バルカット、ラフィク、ジャバーらは、ベンガル語を認めさせようと要求を掲げ、ダッカ大学のキャンパスから抗議活動に出たところ、警察官の発砲によって殺害された。

アブドゥル・ハミド大統領とシェイク・ハシナ首相は、この日の前夜に別々のメッセージを出した。

【後略】

※こうした学生の不満を背景に結成されたのが、現与党アワミ連盟の前身であるアワミ(人民)ムスリム連盟。その後、東パキスタンでの選挙戦勝利、西パキスタンに対する自治権要求、内戦を経て、1971年のバングラデシュの独立へとつながった。

Bangladesh News/Financial Express Feb 20 2020
https://thefinancialexpress.com.bd/national/nation-to-pay-homage-to-language-martyrs-1582203648
翻訳:吉本

バングラデシュ #ニュース #アマール・エクシェ #国際母語デー #ショヒド・ミナール