電気料金値上げ

電気料金値上げ

【The Daily Star】国民が日常必需品の高価格に悪戦苦闘している昨今、政府は電気料金を引き上げることにした。経済に影響を与える可能性がある。

新しい料金区分は3月1日から有効だが、農家が灌漑施設を動かしたり、気温上昇に伴って扇風機やエアコンの使用するため、数週間後には電力消費量が増加すると見込まれる。

消費者団体やエコノミストらは、わずかな生活費で暮らす国民が最も窮地に追い込まれるだろうと話した。

27日、バングラデシュ電力規制委員会(BERC)は、各電力単位ごとに、現在の料金から7.13タカ(9.4円)、5.3%増加すると発表した。

最後に電気料金を引き上げたのは2017年11月で、やはり5.3%の値上げだった。

「全体の経済情勢、電力の生産コスト、需要を考慮して値上げを決めました。一般市民や灌漑用、中小企業に対する値上げの影響を事前評価しました」
BERCのアブドゥル・ジャリル会長は記者会見で、一般市民への影響はほとんどないだろうと話した。

値上げの根拠について尋ねた記者に対しは、「私たちの決定に満足しています」と答えた。

これまでと同じレベルで利用するとして、月に215-219タカ(284-289円)支払っていた人は220-224(291-296円)に、759タカ(1003円)の人は803タカ(1061円)になると答えた。

【中略】

バングラデシュ貿易組合によると、今年は米、豆類、オイル、スパイス、砂糖など、多くの日用品価格が上昇しているという。特にタマネギ価格は昨年に比べて277%も上昇した。

「ガス料金が数カ月前に引き上げられ、今度は電気料金です。しかし、給料は変わりません。私は生活費を調整する方法を知りません」
会社員のスルタン・アーメドさんは本紙特派員に話した。

バングラデシュ統計局は最新報告書で、1月の非食糧インフレ率は6.30%で、2015年12月以来の高水準となったと記した。地方に住む人は、食料品以外の商品やサービス価格が急騰しているため、最も大きな打撃を受けている。

2010年以降、家庭の電気料金は7度引き上げられた。

「生産コストが増加することで、産業部門は困難に直面するでしょう。衣料品部門の競争力が低下する可能性があります」
エコノミストのアーサン・H・マンスール氏は、値上げの目的は補助金を減らすことだが、政府が効率を上げれば発電コストは下がっていただろうと話した。

Bangladesh News/The Daily Star Feb 28 2020
https://www.thedailystar.net/frontpage/news/electricity-gets-costlier-1873798
翻訳:吉本

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