難民キャンプをロックダウン

難民キャンプをロックダウン

【Financial Express】コロナウイルスの拡散を防ぐため、バングラデシュは、ミャンマーから100万人以上が逃れてきたロヒンギャイスラム教徒を収容する難民キャンプのあるコックスバザール(Cox’s Bazar)県をロックダウンした。BBC報道。

当局は、コックスバザール(Cox’s Bazar)県の出入りは誰にも許可されないとした。

キャンプ内で感染者は確認されていないが、貧弱な医療施設の下、流行に見舞われる可能性があると、援助機関は懸念を示す。

難民のほとんどは、2017年、ミャンマーラカイン州で軍部による弾圧を受けて避難キャンプに逃れてきた人たちだ。

約75万人が国境を越え、すでに住んでいた数十万人の難民キャンプに合流した。

ヒューマン・ライツ・ウォッチは先週、ミャンマー国内に住む35万人がコロナウイルスに対して脆弱であるとの警告を発した。

コックスバザール県のカマル・ホセイン県令は8日遅く、国内での広がりを受けてこの措置を発表した。

「今後、コックスバザール県の出入りは禁止されます」
ホサイン氏は、命令違反者には『厳格な措置』が取られるとした。

援助機関職員の移動も厳しく制限されている。

「緊急食糧援助と医療サービスだけは、細心の注意を払うことで、キャンプ内で活動が継続できます」
AFP通信の質問に対し、難民コミッショナーのマフブブ・アラム・タルクダー氏は答え、新たに入国した人はキャンプ訪問前、検疫を受ける必要があると補足した。

援助機関は、密接した生活環境と限定的な医療設備などから、キャンプ内でウィルスが拡散するのではないかとの懸念を示した。

警察や軍は県周辺の主要道路に障害物を置き、難民キャンプやその周辺をパトロールしている。

Bangladesh News/Financial Express Apr 9 2020
https://thefinancialexpress.com.bd/national/covid-19-bd-locks-down-a-million-in-rohingya-camps-1586439504
翻訳:吉本

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