オンラインでICT訓練

【The Daily Star】驚くべき不確実性の時代への取り組みとして、ICT局はインターネットベースの労働文化、とりわけ有望なフリーランスを後押しするため、インタラクティブなオンライン訓練プログラムを立ちあげた。

バングラデシュは65万人のフリーランスという世界第2位のオンライン労働力を持ち、政府はこの分野を進展させたいと考えている。オンラインで実施される最初の公共部門の訓練プログラムを始めるにあたり、ジュナイド・アーメド・パラクICT担当相が挨拶した。

「この計画は若者が自立し、経済の発展に寄与することに役立ちます」

パラク氏によると、ICT局はこのプログラムの下、HSC(高等学校資格証明)試験に合格した4万人の若者に訓練を行う。

当初、全国的に物理的な訓練プログラムを実施する計画だったが、コロナウイルスの大流行に伴い、政府はオンライン訓練を提供することを決めたという。

「パンデミック後の時代、社会的距離が新しい規範となるため、フリーランスの仕事は大きな需要があります」

政府は、2025年までにICT産業の輸出収益を50億ドル(5549億円)にするという目標を持っており、フリーランスはその目的に著しく貢献するとみている。

政府が今後5年間でICT産業に1千万人の新規雇用を創出する計画を具体化するため、このプログラムが役に立つだろう、とパラク氏は補足した。

ICT局にはこれまで、18万5千件以上の申込みがあった。

プロジェクトディレクターのアフタール・マムン氏によると、一次試験で4万人が選ばれ、15グループに分かれる。

ICT局は、主にグラフィックスとウェブデザインとデジタルマーケティングからなるデジタルカリキュラムを設計し、それを実行するために39組織を選んだ。

グラフィックスデザインには1万1千人、ウェブデザインには1万4千人、残りがデジタルマーケティングの訓練を受ける。

学生は50日間行われる訓練に参加するため、『Google Meet』か『Zoom』 を選択できる。全コースの教材はアップロードされ、誰もがアクセスできるようにする。

「このような訓練プログラムをオンラインで実施するのは大きな決定です」
ICT局のNM・ジアウル・アラム事務官は述べた。

政府は現在、オンラインプラットフォームで定期会議を開催しており、訓練プログラムをオンラインで実行する自信をもっていると、アラム氏は補足した。

ICT局はこのプログラムの他、デジタル労働力を増やすために以前から多くのICT関連の訓練プログラムを実施してきた、と担当者は述べた。

Bangladesh News/The Daily Star May 18 2020
https://www.thedailystar.net/business/news/ict-training-goes-online-1903543
翻訳:吉本

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