MRT5号線のコンサル契約締結

MRT5号線のコンサル契約締結

【The Daily Star】当局は10日、国内3番目のメトロプロジェクトの総合コンサルタントサービス契約を、国内・外企業からなる合弁会社と締結する。これにより、2023年から物理的作業ができる準備が整う。

日本工営が率いる合弁会社は契約に基づき、ダッカ大量高速輸送開発プロジェクト(MRT5号線:ノーザンライン)を建設作業を進めるため、詳細設計や請負業者調達用の入札書類などの準備を行う。

VATを除きおよそ112.3億タカ(148.4億円)となる契約は、午前11時に署名される予定だ。
「これは大きな進歩です」
プロジェクト責任者のアフタビ・ホサイン・カーン氏は本紙に述べた。

シャバール(Savar)ヘマイェットプール(Hemayetpur)からガブトリ(Gabtoli)、ミルプール(Mirpur)、グルシャン(Gulshan)経由バッタラ(Bhatara)行きのMRT5号線ノーザンラインの建設は、4123.9億タカ(5449億円)の費用が見込まれている。

14駅20kmの路線は地下と高架部からなる。完了するのは2028年とされ、バングラデシュ初の東西に走る路線となる。

現在行われている国内初のメトロ鉄道MRT6号線の物理的作業は、ウッタラ(Uttara)第3フェーズからモティジール(Motijheel)まで継続中だ。一方、国内初の地下鉄であるMRT1号線の空港通りからコムラプール(Kamalapur)の工事は、今年12月に始まる予定となっている。

政府は、交通渋滞を緩和し、環境汚染を減らすため、ダッカとその隣接地域に6つの鉄道路線を建設する。プロジェクト実施機関のダッカ高速輸送社(DMTCL)によると、128.74kmの6路線には53地下駅と51高架駅、合わせて104駅を設置する。

【2023年工事開始のMRT5号線】
プロジェクト責任者のアフタビ・ホサイン氏は、合弁会社は日本、フランス、インド、バングラデシュの7社で構成されるとした。ほとんどは、MRT6号線プロジェクトの総合コンサルタントサービスを提供する別の合弁会社に関与しているという。

契約締結後、プロジェクトの詳細設計の準備が始まる。
「彼らは国際航空路線が中断された中で事務仕事を始めますが、運航再開後にバングラデシュへやって来ます」

その間、彼らは土地を取得し、請負業者を調達するプロセスを開始する。
「我々は2023年にプロジェクトの物理的作業を開始し、2028年までに完了することを期待しています」

アフタビ氏は、5号線の地下部分は13.5km、高架部分は6.5kmとしたうえで、ナトゥンバザール(Natun Bazar)からプルバチャル(Purbachal)までの1号線の高架部分の設計はほぼ完了したと述べた。
「この構造はバングラデシュではなかったものです。しかし、1号線の設計は我々を助けてくれるでしょう」

国家経済会議(Ecnec)実行委員会が昨年10月にプロジェクトを承認した。

アフタブ氏は、土地取得を始めると、巨額な予算が必要だとし、彼らは次期会計年度の年次開発プログラム(ADP)から約70億タカ(92.5億円)を回してもらうつもりだと述べた。だが、それは要求の半分以下だという。

土地取得には合計で200億タカ(264.3億円)必要で、コンサルタントサービスが動き出すとそれが始まる。しかし新型コロナパンデミックにより、遅れる可能性もある。

Bangladesh News/The Daily Star Jun 10 2020
https://www.thedailystar.net/backpage/news/consultancy-deal-mrt-5-be-signed-today-1911773
翻訳:吉本

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