予算は保健と農業部門を優先

予算は保健と農業部門を優先

【Financial Express】AHMムスタファ・カマル財務相は、新型コロナウィルスを克服するため、まず保健部門、次いで農業部門の予算を優先させるとした。

カマル氏は、新型コロナウィルスの流行で経済が影響を受ける中、勢いを維持する計画の一環として、2020-21会計年度の農業部門に2250億タカ(2973.2億円)の予算を計上した。2019-20年度は2150億タカ(2841億円)だった。

この発表は、7月1日に始まる2020-21会計年度の5.68兆タカ(7.5兆円)の予算演説の中で行われた。

「コロナ後の経済回復計画の重要な優先事項の1つは、農業生産の勢いを維持することです。農業の成長を維持し、国民の食糧安全保障を確保するため、複数の重要な措置を講じました」

政府は農業補助金として、950億タカ(1255.4億円)も提案した。bdnews24.comの報道によれば、機械化推進のため、追加で200億タカ(264.3億円)が割り当てられたという。

さらに、次期会計年度、米の調達と流通目標を20万トンに引き上げた。

農家が農産物の公正な価格を得ると同時に、米の小売市場価格は安定したままにするためだと、カマル氏は述べた。

政府は、500億タカ(660.7億円)の農家用クレジットと、それとは別に低所得農家や商人用の300億タカ(396.4億円)の2つの借換えスキームを計画している。

また、200億タカ(264.3億円)の低金利クレジットを、貧しい農家や帰国した海外出稼ぎ労働者、スキルを持ちながら失業した若者に拡大し、農業生産や農業ベースのサービス、中小企業、家内工業などの分野で自営できるようにする。

農業の機械化、灌漑や種子事業への奨励金、肥料製造への継続的な補助金など、食料生産を促進するためのいくつかのステップも講じられる。

コロナ後の世界における飢饉のリスクが、政府の主要課題の1つとなった。農家や農場労働者の命と生活を保護しながら、バングラデシュの巨大人口のための食料と栄養の安全を確保することが重要だと、カマル氏は述べた。

Bangladesh News/Financial Express Jun 11 2020
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/agriculture-second-priority-in-budget-kamal-1591886520
翻訳:吉本

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