太陽光アクセス率世界2位

太陽光アクセス率世界2位

【Prothom Alo】バングラデシュは、オフグリッド太陽光発電の電力アクセス率が高い国で世界2位となった。山岳国家ネパールが1位だった。

21世紀再生可能エネルギー政策ネットワーク(REN21)は、「再生可能エネルギー2020:グローバルステータス」報告書の中で、バングラデシュをモンゴルと共に2位とした。

ネパールは11%、モンゴルとバングラデシュは8%、ルワンダが6%で4位だった。

また、バングラデシュの家庭への太陽光発電普及率は、2020年までに10%、2050年までに100%増加すると予測した。

一方、サブスタンダード製品の輸入が国内市場の持続可能性を脅かすことや、政府が太陽電池モジュール、インバータ、充電コントローラ、バッテリーに最低限の品質基準を導入しようとしていることに懸念を表明した。

「バングラデシュでは2013年から2019年にかけて、IDCOLソーラー灌漑プログラムの下、約1500台のソーラーポンプ*が配備された」
報告書は、2013年から2019年にかけて、ソーラーポンプの販売が増加していることも補足した。

バングラデシュの地方の家庭では、ピアツーピア**電力取引の概念を導入し、「群れの電化」がテストされていた。これを通じて、各世帯は余分な電力を近隣世帯に売ることができる。

「バングラデシュ政府と国のグリッドオペレーターSOLシェア(バングラデシュ)は、より多くの世帯が電力に接続できるよう、2019年にパイロットプロジェクトを開始した」

バングラデシュでは調理用のバイオガス需要も高まっている。

2014年から2018年にかけて、中国やインドで調理用バイオガスの需要が減少した一方、バングラデシュやネパール、ベトナムなどの他のアジア諸国で急増している。

2018年には世界の約1億2500万人が調理用バイオガスを使ったが、そのほとんどがアジア(中国1.11億人、インド900万人を含む)で使われた。

報告書は、バングラデシュのバイオガス発電は2021年までに7MW、廃棄物発電は40MW、水力発電は4MW、太陽光発電は1676MW、風力発電は1370MWに増加するとした。

*太陽電池の電力でそのまま稼働する直流ポンプ。主に水道資源がないところで地下水を揚水するのに使用
**時間のかかる処理をサーバーを介さずに分散処理すること

Bangladesh News/Prothom Alo Jun 16 2020
https://en.prothomalo.com/bangladesh/bangladesh-ranks-2nd-in-providing-off-grid-solar-energy-solutions-to-homes
翻訳:吉本

バングラデシュ #ニュース #太陽光発電 #再生可能エネルギー #バイオガス