【Financial Express】アジア開発銀行(ADB)は、バングラデシュの国内総生産(GDP)を2020年度は4.5%、2021年度は7.5%の成長になると予測した。
新型コロナウイルスの影響による減速後、2021年度に回復する見込みだと、bdnews24.comが18日に発表された「アジア開発見通し増補版」を引用して報道した。
2020年度の成長予測は、新型コロナパンデミックの影響による経済活動の急速な減少が反映された。
2021年度のGDP成長率は、前半の緩やかな経済回復により7.5%まで上昇し、次の四半期からは急速な回復が見込まれると予測した。この予測は、発生が激化してから経済活動が正常化するまで3カ月かかるという仮説に基づいている。
また、政府の封じ込め措置や財政・金融刺激策の影響も検討した。
インフレ率は、国内天然ガス価格の上昇を考慮して、非食品と食品価格で平均5.6％になると予測した。
2021年度の予測は、より良い供給条件を見込み、5.5%に緩和されるとした。
インフレ予測は、新型コロナパンデミック関連の景気刺激策による価格の潜在的な上昇圧力が、消費者からの需要の減少で相殺されるという仮定に基づいて行われた。
「2020会計年度当初9カ月間(2019年7月～2020年3月)の堅調な業績後、新型コロナパンデミックのために減速するだろうが、21年度には回復する可能性が高い」
ADBバングラデシュのマンモハン・パーカシュ所長は声明で述べた。
「世界経済の回復、投資誘致、国内の雇用機会の創出、農家や起業家や中小企業の金融への容易なアクセス提供が、経済を飛躍的に高めるのに役立つでしょう」
パーカッシュ氏はバングラデシュ国民の回復力を高く評価した。
「ADBはこれまでに、保健上の緊急事態を管理し、パンデミック当初の社会経済的影響を軽減するため、6億ドル(666億円)の融資と140万ドル(1.55億円)の助成金を提供してきました。バングラデシュ経済が新型コロナの影響から回復することを助けるため、2021年度も引き続き強力な支援を続けます」
パーカッシュ所長は補足した。
Bangladesh News/Financial Express Jun 18 2020
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/bd-economy-expected-to-grow-75pc-in-fy2021-after-pandemic-induced-slowdown-adb-1592453586
翻訳：吉本