【Financial Express】世界銀行(WB)は、ジョソール(Jashore）からジュナイダ(Jhenaidah）までの西部地方4県の道路接続性を高める支援として、バングラデシュに5億ドル(555億円)融資することを承認した。

「多くの農産物や自然産品に恵まれているバングラデシュ西部地方は、地域や国際貿易の入り口になる大きな可能性を秘めています」
WBバングラデシュ及びブータン所長のマーシー・テンボン氏が、23日にワシントンDCから出した声明で述べた。

「このプロジェクトは地域経済を刺激し、農場と市場を繋ぎ、ダッカや近隣諸国と西部地方を結び、貿易や輸送や物流を強化して地域の潜在能力を引き出すことを目的にしています」

「西部経済回廊及び地域強化(WeCARE)フェーズIプロジェクト」は、既存のボムラ(Bhomra)-シャトキラ(Satkhira）-ナバロン(Navaron) とジョソール-ジュナイダ間の2車線高速道路110kmを、西部地方の気候に強い安全な4車線道路に更新する。

プロジェクトは西部地方の260kmの経済回廊を開発し、沿線住民2千万人以上に利益をもたらす政府計画を支援する役割がある。

第1段階はジョソールとジュナイダ間のN7高速道路48kmの更新、32カ所の地方市場/成長センターを結ぶ地方道約600kmの接続改善を計画している。また、安全性を向上させるため、高速道路に低速度車両用の車線、対向車と分けるための中央分離帯が設置される。

さらに、政府の「デジタルバングラデシュ」ビジョンを実現するため、高速道路に光ファイバーケーブルを設置し、信頼性の高い手頃価格のインターネットアクセスを提供する。これらは新型コロナパンデミックの緊急対応やビジネスの継続性に不可欠だと、WBは述べた。

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WB 道路整備に5億ドル