脚光を浴びるスマートな街灯

脚光を浴びるスマートな街灯

【The Daily Star】一見すると、それは普通の街灯のように見える。だが、この街灯は辺りを照らすこと以外に、高速通信接続やWi-Fiサービスを提供し、廃棄物管理機能を持ち、リアルタイムの大気質データを調べるなど、コミュニティのデジタルサイネージ機能を持っている。

また、監視カメラも設置できるので、セキュリティ対策強化になる。この多目的ポールは、ダッカがどんなスマートシティになるかを示しているといえる。

複数の通信会社と北ダッカ市(DNCC)の共同イニシアチブで、すでに多目的ポールは設置されたため、ダッカをスマートシティにすることは夢物語ではなくなった。

統合通信インフラサービス会社「エドトゥコ(Edotco)バングラデシュ」は、ボナニ(Banani) とグルシャン(Gulshan)2区のDCC市場に2本の多目的ポールを設置した。

「私はダッカをスマートシティに変えることを約束します。社会や市民サービスのため、このように改良された新しいスマートシティソリューションを初めて展開できることに喜びを覚えます。この多目的ポールは優れた接続性を提供するだけではなく、生活の質を向上させます。これはPPP(官民パートナーシップ)の理想的な形です」
北ダッカ市のMdアティクル・イスラム市長は開設式の中で述べた。

多目的ポールは、スマートシティを開発することを目的に行われる実験的なPPPだ。成功した場合、北ダッカ市の200カ所以上に設置されることになる。

スマートフォンユーザーは多目的ポールから半径40ー50メートル以内で、毎秒8メガバイトのダウンロード速度で、20分間無料Wi-Fiを使うことができる。ユーザーがより多くのデータを消費したい場合、モバイルバランスを使って、インターネットサービスプロバイダ「シーバ(Sheba)」から追加のタイムスロットを購入することができる。

【中略】

「私たちは、市民が途切れず安定的で迅速な接続を確保することに注力していますが、スマートシティソリューションなど次世代ソリューションを導入することで、国の5Gに向けた準備が進むことにも深くかかわっています」
エドトゥコバングラデシュのリッキー・ステイン社長は述べた。

同社は現在、全国1万カ所以上で通信タワーを所有・運営しているが、電力効率が高く、環境に優しく有害ではないタワー開発の設置には定評がある。

バングラデシュ電気通信規制委員会のMdジャフルル・ホック委員長。シャージャラル科学技術大学のコンピュータ科学工学科のムハンマド・ザファル・イクバル教授、携帯電話会社ロビのマフタブ・ウディン・アーメド最高経営責任者(CEO)も開設式に参加した。

Bangladesh News/The Daily Star Jul 14 2020
https://www.thedailystar.net/business/news/smart-lampposts-the-limelight-1930093
翻訳:吉本

バングラデシュ #ニュース #北ダッカ市 #Edotco #スマートシティ #多目的ポール