コロナが止めたイード帰省

コロナが止めたイード帰省

【Financial Express】イード・アル・アドハを故郷で祝うため、ダッカでは毎年1千万人の住人が帰省する。だが、今年は新型コロナの影響により、ダッカに留まることを余儀なくされた。

イード中の通りは前年とは異なり、ひっそりとはしていない。2日のダッカは通常より少ないが、バスやマイクロバス、自家用車、自動リキシャがこれまでのイード期間中より増えている。

bdnews24.comによると、過去のイードに比べて開いている店も多い。

今年もイード前に多くの人がダッカを離れて帰省したが、決して大規模ではなかった。列車の乗客数は通常と変わらず、これまでのように屋根に上ったり、側面や前部につかまったりする客はいなかった。

イスラム教徒のもう1つの大きな祭典、2カ月前のイード・アル・フィトルはパンデミック中の都市封鎖の中で行われたため、親類縁者への訪問はまだほとんど行われなかった。今回のイード・アル・アドハはそこまで抑制されなかったので、親戚への訪問が多くみられた。

「私たちは感染の恐れから、故郷への帰省は控えました。今、 市内ミルプール(Mirpur)の親戚の家へ行くところです。子どもたちは嬉しいでしょう。おじいさん、おばあさんに会うことができます」
シッデシュワリ(Siddheshwari)の銀行員オーサン・ハビブさんは話した。

カクレイル(Kakrail)の紅茶販売員アイヌディンさんは、ダッカに住んで12年になるが、こんなイード風景を見たことがないと話す。
「これまでは、外出禁止令が出ているように誰もいませんでした。でも、今年は通りを走る車両の数が違います」
そう言いながら走り回る自動車を指さした。

ビジョイナゴール(Bijoynagar)自動リキシャ運転手フマユン・カビールさんは、イード翌日に「悪くない」と考え、午前中に2回、外回りをしたと話した。

学校教師のサンジダ・カトゥンさんは、ナヤ・パルタン(Naya Paltan)の親戚宅を訪問した後、オールド・ダッカの実家に帰った。
「こんなに多くの車を通りで見るとは、思いもしませんでした」と、目を丸くした。

Bangladesh News/Financial Express Aug 3 2020
https://thefinancialexpress.com.bd/national/coronavirus-stopped-eid-exodus-from-dhaka-1596380224
翻訳:吉本

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