衣料品輸出が回復

衣料品輸出が回復

【Prothom Alo】バングラデシュで重要な衣料品産業が、8月のコロナ禍から急激な回復を見せている。世界中の業者からの注文に対応するために工場がフル稼働し始め、輸出が50%急増した。

衣料品出荷額は33億ドル(3663億円)に達し、前年の23億ドル(2553億円)から増加したと、バングラデシュ衣料品製造輸出業者協会(BGMEA)は発表した。

衣料品産業は経済の要で、バングラデシュは中国に次ぐ世界第2位の輸出国だ。

まだパンデミックに苦しんでいるにもかかわらず、H&MやPrimark、Walmartなどの小売大手からキャンセルされた注文が復活したことで、バングラデシュの衣料品産業は復活を遂げた。BGMEAのカーン・モニルル・アラム・シュボ報道官がAFP通信に語った。

新規注文に対応するため、複数の企業は数千人の労働者を募集しているという。

BGMEAは4月、通常であれば毎年約300億ドル(3兆3296億円)の注文がある欧米の小売業者から、店舗が閉鎖せざるを得なくなったことを理由に、32億ドル(3552億円)のキャンセルがあったと発表した。

4月の出荷は83%、5月の出荷は50%以上減少した。

「注文のうち80%程度は復活しましたが、はっきりした状況を見るにはあと5カ月待たなければなりません」
シュボ氏は語った。

パンデミックのため、バングラデシュは3月26日から1カ月間工場を閉鎖した。4500ある衣料品工場では400万人(2/3が女性)以上の労働者が働いていたが、何十万人もの労働者が解雇された。

一方、ヨーロッパにEspritやCasamodaブランドなどの高級ファッションを輸出するハンナン(Hannan)グループは、この2カ月で1600人近くの労働者を募集した。

「最悪の事態は脱したと思います。複数の小売業者から新たな注文が入り、キャンセルされた注文が復活しています。出荷期限に間に合わせるため、新しい労働者が必要なのです」
1万2千人の従業員を雇用するハンナングループのABMシャムスディン会長はAFP通信に語った。

Bangladesh News/Prothom Alo Sep 1 2020
https://en.prothomalo.com/business/local/bangladesh-garment-exports-rebound-from-coronavirus-crisis
翻訳:吉本

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