第3の海底ケーブル設置へ

第3の海底ケーブル設置へ

【The Daily Star】インターネット帯域幅に対する急速な需要の高まりや、途切れないブロードバンドインターネットサービスを確保するため、バングラデシュは第3の海底ケーブルを設置する予定だ。

それには、69.3億タカ(84.4億円)のコストがかかる。そのうち、39.2億タカ(51.8億円)は政府の基金から、残りは国営バングラデシュ海底ケーブル会社(BSCCL)が出資すると、計画省の担当者が本紙に語った。

郵政通信省は、今日(1日)の国家経済会議実行委員会(Ecnec)週例会議で、このプロジェクトが承認されることを期待しているという。

プロジェクトは、国際電気通信システムの拡張を目的に、2024年6月までの予定だと、担当者は述べた。

このプロジェクトの下、バングラデシュは、光ファイバー海底通信ケーブルシステム「海底ケーブルSEA-ME-WE 6 (東南アジアー中東ー西ヨーロッパ)」と接続する。

そのため、1万3275kmのコア海底ケーブルネットワークと、1850kmの支線海底ケーブルネットワークを設置する必要がある。

バングラデシュは2006年に最初の海底ケーブル「SEA-ME-WE 4」と、2017年には2番目の海底ケーブル「SEA-ME-WE 5」と接続した。

それより前の1990年代初頭、バングラデシュは提案された「SEA-ME-WE 3」との無料接続を拒否していた。

バングラデシュは現在、2本の海底ケーブルから2600Gbps(ギガビット毎秒)の帯域幅を確保している。3本目の海底ケーブルでさらに7200Gbpsが追加されると、BSCCLの担当者は述べた。

2018年初頭、政府はBSCCLに対し、第3の海底ケーブルを設置するよう求めていた。

【中略】

[改訂プロジェクト]

今日のEcnec会議で郵政通信省は、「デジタル接続のための通信ネットワークの近代化」と名付けたプロジェクトを2年間延長するため、別の提案を行う可能性が高い。

この3年間のプロジェクトは今年6月に完了する予定だった。延長された場合、257.3億タカ(340億円)だったコストは74.2億タカ(98億円)増の331.5億タカ(438.1億円)となる。

プロジェクト案によると、ブロードバンドインターネット設備を拡大するため、42県にギガビット受動光ネットワーク(GPON)の設置する費用として、さらに36億タカ(47.6億円)の追加コストがかかる。

GPONはファイバーベースで、高帯域幅を提供することが可能だ。

Bangladesh News/The Daily Star Dec 1 2020
https://www.thedailystar.net/frontpage/news/country-join-3rd-submarine-cable-2003709
翻訳:吉本

#バングラデシュ #ニュース #海底ケーブル #郵政通信省 #Ecnec #BSCCL