海外送金41%以上増加

海外送金41%以上増加

【Financial Express】コロナ禍にも関わらず、20-21会計年度当初5カ月(7-11月)の海外からの送金が、前年同期比41%以上増の109億ドル(1兆2098億円)に達した。

前会計年度同期の送金額は77.2億ドル(8568億円)だった。

中央銀行(BB)のデータによると、2020年11月のバングラデシュ人出稼ぎ労働者からの送金額は20.8億ドル(2309億円)で、こちらは前月より3370万ドル(37.4億円)減少した。

昨会計年度の10月は21.1億ドル(2342億円)、11月は15.5億ドル(1720億円)だった。

新たにBB副総裁に任命されたカジ・サイードゥル・ラーマン氏は本紙の取材に対し、「現会計年度末までに、240億ドル(2兆6637億円)以上の送金を予測している」と述べた。

理由として、政府が送金受取りに2.0%のインセンティブを提供していることを挙げ、これまでの送金の傾向が今後も続くことに期待を示した。

「政府のインセンティブとほとんどの銀行が提供しているアプリベースのサービスは、バングラデシュ人非居住者(NRB)に、非公式ではなく、公式ルートを使って送金する励みになっています」

現在、送金を促進するため、世界中で29カ所の両替所が設置され、1345カ所以上で送金手配を行っていると、別のBB関係者は述べた。

BBは、海外にいるバングラデシュ人労働者に違法な「ハンディ」システムではなく、正式な銀行チャネルで送金することを奨励する措置を採用したことで、外貨準備高を増やすことに成功した。

関係者によると、12月1日時点のバングラデシュの外貨準備高は、前日の411.7億ドル(4兆5693億円)から火曜日に412.1億ドル(4兆5738億)に増加した。

「銀行のテクノロジーを駆使したサービスや積極的な姿勢が、対内送金の増加を助けました」
バングラデシュ・クリシ銀行(BKB)のアリ・ホセイン・プロダニア社長が、本紙の取材に答えた。

アリ氏はまた、送金者や受益者を引き付けるため、複数の銀行が特別インセンティブを提供していると述べた。

Bangladesh News/Financial Express Dec 2 2020
https://www.thefinancialexpress.com.bd/economy/bangladesh/remittance-inflow-grows-over-41pc-in-five-months-1606878320
翻訳:吉本

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