【Financial Express】政府は国内の野生動物犯罪抑制キャンペーンの下、2020年に2951頭の野生動物を救出し、自然に解放した。

一方、野生動物の売買に関与したとして、46人が投獄や罰金を科されたと、Mdシャハブ・ウディン環境・森林・気候変動相は述べた。

また、バングラデシュの野生動物管理をより進めるため、政府は49地域を「保護地域」に指定した。森林相は3月3日の「世界野生生物の日-2021」を記念した「人々と世界を救う：森林と生計」と題した討論会で講演した。

バングラデシュには1163種類の多様な動物が生息しているが、前世紀に31種類が絶滅した。

野生動物の繁殖と保護を目的として、コックスバザール(Cox’s Bazar)とガジプール(Gazipur)県に2カ所のサファリパークを、さらにモウロビバザール(Moulvibazar)県ジュリ(Juri)郡に新たなサファリパークを設立する。

一方、トラやゾウ、ワニの攻撃で死傷した国民に3071万タカ(4058万円)支給したが、補償額の引き上げを検討しているという。

森林相はまた、ゾウの密猟を防止するために効果的な措置を講じることや、シュンドルボン地域での殺虫剤を使った漁業を止めるよう森林保護官に指示した。

野生生物保護におけるバングラデシュとインドの様々な共同イニシアチブについては、シュンドルボンの両側で、トラの保護、密猟密輸の監視、技術向上などの活動を実施する議定書と覚書（MoU）が署名されたとした。

また、ゾウなどの野生動物の生息地保全や、ゾウの安全な移動を確保するための実現可能性調査プロジェクトの実施など、両国の国境を超えた保護活動の強化を進めることを確認したという。

森林相は、シュンドルボンの森林や野生生物保護に関する監視活動を行うため、森林局長にドローンを贈呈した。

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森林省3千頭近くの動物保護