【Financial Express】バングラデシュ輸出促進局（EPB）のデータによると、現会計年度（2020-21年度）当初8カ月(7-2月)の商品輸出は、目標を3.61％下回る258.6億ドル(2兆8701億円)だった。

これは、262.4億ドル(2兆9123億円)だった昨年度同期より1.45％減少となった。

一方、2月の商品輸出は、前年2月より4.0％近く減少した。

商品輸出の減少傾向は、主に衣料品輸出、特に織物製品の減少によるものだ。

この8カ月のニット・織物を合わせた衣料品輸出は、前年同期比3.73％減の210.3億ドル(2兆3341億円)だった。その中でも前年同期に109.5億ドル(1兆2153億円)だった織物製品は、11・49％減の96億9千万ドル(1兆755億円)だった。

一方、昨年同期約109億ドル(1兆2098億円)だったニット製品は、4.06％増の113.4億ドル(1兆2586億円)となった。

ホームテキスタイルの輸出も昨年同期比38.92％増の7.3億ドル(810.2億円)と、大幅に増加した。

また、前年同期6億9763万ドル(774.3億円)だったジュート及びジュート製品の輸出も、8億6274万ドル(957,5億円)と23.67％増加した。

一方、農産物輸出は7-1月期に5億9149万ドル(656.5億円)と2.06％減少、皮革・皮革製品は7-2月期6億567万ドル(672.2億円)と、前年同期の6億3189万ドル(701.3億円)より4.15％減少した。

冷凍・活魚の輸出は10％減の3億3801万ドル(375.1億円)、医薬品の輸出は9684万ドル(107.5億円)と13％成長した。

ここ2カ月、全体の輸出収益は減少傾向となっている。

EPBデータによると、輸出は昨年7月にいったんプラス領域に入ったこともあったが、新型コロナパンデミックにより2020年初頭から減少傾向を続けている。

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7-2月期の輸出微減