84%の工場が操業再開

84%の工場が操業再開

【Financial Express】「厳格なロックダウン」の中、政府がすべての輸出向け産業の操業を許可したことで、1日、産業警察(IP)の管轄下にある国内の繊維及び衣料品工場の約84%が生産を再開した。

業界関係者によると、少なくとも80%の衣料品労働者がこの日に職場へ戻ったという。

一方、労働者のリーダーたちは、工場内での社会的距離の維持や石鹸を使った手洗いなどの安全衛生規則が、マスク着用以外は完全に守られていないと主張した。

労働者らは、ロックダウンで工場が閉鎖された日の賃金カットの禁止や、8月5日まで出社しない労働者がいても解雇してはならないとする要求を掲げている。

国内には、バングラデシュ衣料品製造・輸出業者協会(BGMEA)やバングラデシュニットウェア製造・輸出業者協会(BKMEA)、バングラデシュ織物工場協会(BTMA)に登録された2725社が、 ダッカ(Dhaka)、ガジプール(Gazipur)、ナラヨンゴンジ(Narayanganj)、チャットグラム(Chattogram)、マイメンシン(Mymensingh)、クルナ(Khulna)県の工業地帯に集中している。

IPのデータによると、そのうち2312社の工場がイード休暇後の1日に操業を開始したが、463の繊維・衣料品工場は閉鎖されたままだ。

また、バングラデシュ輸出加工特区庁(BEPZA)傘下の340社も1日に営業したが、9工場は閉鎖されたままだった。

IP管轄下には、繊維・衣料品など8226社の製造工場があるが、非繊維・衣料品工場5152社のうち3501社が稼働したという。

BKMEA幹部のファズリー・シャミン・エウサン氏は、イード休暇後の操業初日、工場では87~90%の労働者が出社したと述べた。

輸出向け産業の生産を再開するという政府の決定を受けて、市民が道路や鉄道、河川を自由に行き来できるようになり、ロックダウンの目的は覆い隠されてしまった。

この閣議決定が発表された直後、何万人もの国民が健康規則を全く気にすることなく、過密状態のトラックやピックアップバン、バス、列車、フェリーで主要都市に向かって殺到した。

このような多くの国民の移動を考慮して政府は、「厳格なロックダウン」として7月23日から停止していた公共交通機関の規制緩和を許可した。

医療専門家は、この決定は国内にコロナウイルスが急増している時期に行われたと、驚きを隠そうとはしなかった。

この日、ショドルガット・フェリー・ターミナルとして知られるダッカ河川港ターミナルを訪れた特派員は、衣料品工場などに勤める労働者数百人が次々と船を降りてくる姿を目撃した。

Bangladesh News/Financial Express Aug 2 2021
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/84pc-industrial-units-reopen-1627873099
翻訳編集:吉本

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