マタルバリ発電所建設本格化

マタルバリ発電所建設本格化

【Financial Express】2024年1月の1号機(600W)発電開始に向け、コックスバザール(Cox’s Bazar)県州モヘシュカリ(Maheshkhali)郡に建設されるマタルバリ1200MW超臨界圧石炭火力発電所の工事が本格的に進んでいる。

2021年7月時点で、設計・調達・建設(EPC)作業の55.85%が完了した。

工事は、国営石炭火力発電(CPGCBL)が、約45億ドル(3598.4億タカ=4957.3億円)の費用で行っていると、CPGCBL幹部は本紙に語った。

2017年7月27日、発電所建設のため、日本の住友商事、東芝エネルギーシステム・アンド・ソリューションズ、IHIがEPC請負業者として選定された。

EPC請負業者は、2017年8月22日にプラント建設工事を開始した。

プロジェクトは、石炭輸入のための桟橋や石炭処理施設の建設、石炭貯蔵、発電所建設、タウンシップ開発、農村電化、送電施設の建設、道路通信などから構成されている。長さ14km、幅250m、深さ約18.5mの水路の開発も行われる。また、作られた電気を全国の送電網に送るため、新たに400キロボルト(kV)の送電線も整備される。

発電所には年間約350万トンの石炭が必要だが、マタルバリ港を通じて、インドネシア、オーストラリア、南アフリカから輸入する予定だ。

輸入された石炭は、レールマウント式連続バケット型アンローダーを備えた石炭アンローディングシステムによって発電所まで運ばれる。

総工費3598.4億タカのうち、704.5億タカ(910.6億円)は政府とCPGCBLが、残りの2893.9億タカ(3740.5億円)は国際協力機構(JICA)のプロジェクト支援金から提供される。

政府は発電所建設のため、約1608エーカーの土地を取得した。

CPGCBLは、マタルバリ合弁事業コンサルタント (MJVC)をオーナーズエンジニアとして任命した。

MJVCは、技術仕様書、発電所や港湾施設の図面、EPC請負業者の入札書類などを作成した。

マタルバリ発電所は、600MWの1号機の試運転から6カ月後の2024年7月に2号機(600MW)の試運転を行い、フル稼働する予定だ。

Bangladesh News/Financial Express Sep 7 2021
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/matarbari-1200-mw-plant-work-going-on-in-full-swing-1630982666
翻訳編集:吉本

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