アルミニウム製品価格上昇

アルミニウム製品価格上昇

【The Daily Star】業界関係者によると、世界レベルでの原材料費高騰により、アルミニウム製品の価格は過去1年間で大幅に値上がりした。

アルミ製キッチン用品価格は約46%、建築用アルミは約32%上昇したという。

昨年キロ当たり240タカ(309円)だったアルミ製キッチン用品価格は、350タカ(451円)となった。同様に2020年12月は1トンあたり34万タカ(43.8万円)だった建築用アルミは、現在45万タカ(57.9万円)となっている。

これは主に、主要原材料のアルミニウムインゴット(鋳塊)価格が、この1年で1670ドル(18万3518円)から2900ドル(31万8684円)に値上がりしたためだ。

バングラデシュは、インドやシンガポール、マレーシア、バーレーン、サウジアラビア、オーストラリアからアルミニウムインゴットを輸入している。

キアム・メタル(Kiam Metal)産業のMdミズバー・ラーマン社長によると、バングラデシュは毎月1500トンの総需要に対して、1千トンのアルミニウムインゴットを輸入しているという。残り500トンは、国内市場で回収されたスクラップアルミニウムから調達している。

また、アルミ製キッチン用品の市場規模については、信頼できるデータがないものの、300億タカ(386.6億円)以上の価値があると思うとした。

一方、ここ20年間、アルム製品の需要は毎年8~10%の割合で増加しているという。

現在、バングラデシュには、プラン(Pran)-RFLグループ、ウォルトン(Walton)グループ、デリー(Delhi)アルミニウム工場など13社が、アルミ製キッチン用品を国内製造しているとラーマン氏。わずか10年前、国内キッチン用品はほぼ輸入に頼っていたが、今では国内メーカーが需要の98%をまかなっているという。

バングラデシュ・タイ(Bangladesh Thai)アルミニウムのアブドゥル・マンナン総務部長は、建築用アルミ価格は原材料費の高騰による商業的な調整として、4段階に分けて上昇したと述べた。

国内では毎月約5千トンの建築用アルミを必要としているが、毎月、業界全体で約3千個のインゴットバーを輸入しているという。マンナン氏は、国内で消費される建築用アルミを製造する企業は11社あると補足した。

デリー・アルミニウム工場のトーシフ・アーメド部長は、アルミ製キッチン用品は家庭の必需品のため、需要は安定していると述べた。

さらに、収入増加に伴い、消費者は伝統的調理器具からより現代的製品へと移行しているとし、国内メーカーは国内需要の約98%をカバーしていると補足した。

Bangladesh News/The Daily Star Sep 17 2021
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/aluminium-product-prices-go-2177841
翻訳編集:吉本

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