特集・コラム

ダッカの人口圧力

バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)やその周辺地域の人口は1700万人に達した。バングラデシュ統計局(BBS)や国連人口基金(UNFPA)のデータによれば、ダッカは世界で11番目に人口の多い都市だという。だが都市サイズを考えれば、バング… 続きを読む

グレード4の壁

遊びから学びに変わり、授業中、椅子に座っていられない「小1プロブレム」、中学に進級した際、心理的、学問的、文化的ギャップとそれによるショックを被る「中1ギャップ」、受験競争を乗りこえて合格しても、退屈な授業や膨大な宿題についていけず中退や不… 続きを読む

バングラデシュは多様性を認める国か

バングラデシュは多様性を認める国か。そう問われたらあなたはどう答えるだろうか。 国民のおよそ90%を占めるイスラム教徒(ムスリム)は敬虔で、決まった時間に礼拝し、決まった時期に断食を行う。ムスリムはそれらの信仰行為をみんな同時に行うことで、… 続きを読む

難民と農村の貧困

1845字 当然だが、開発の専門家や政策立案者たちは都市部への移住や、持続可能な都市化の必要性に重点を置いている。だがあまりにも無視されている農村部の劇的な変化から目を離すべきではない。 人口や収入の増加に伴う食糧需要の拡大は農村部の人々に… 続きを読む

教育大臣のジレンマ

教育大臣のジレンマ
2793字 木曜日(2016年8月18日)に発表されたHSC(高等学校資格証明)[1]の試験結果が良かった生徒たちは、メディアで報じられたようにその元気な姿を見せる権利を得た。これは12年間の学業の到達点であり、教育の新たな段階やキャリア形… 続きを読む

襲撃事件がもたらしたもの

襲撃事件がもたらしたもの
[全2311字] 6%成長の罠を打ち破り、7%成長の実現に向けて歩み始めた時、そして2015年、市民1人当たり1,314ドルの収入を記録して下位中収入国の地位を得た時、バングラデシュは近年最大の衝撃を受けた。 この影響でバングラデシュの展望… 続きを読む

それぞれの思い

[全2575字] バングラデシュの外国人社会はその出身国だけにかぎらず、生活状況も多彩だ。短期契約を結ぶために来た人もいれば、バングラデシュを故郷だと思う人もいる。グルシャン(Gulshan)やショラキア(Sholakia)の襲撃事件は彼ら… 続きを読む

無邪気なダッカの終わり

無邪気なダッカの終わり
1980年代、ダッカ(Dhaka)で私が育っていたとき、街中にあるグルシャンというエリアにいつも住みたいと思っていた。7歳の心の中では、グルシャンは宇宙の中心だった。 私の家族はダッカ市の古い(そしてとうてい「流行に敏感」ではない)エリアに… 続きを読む

転機

転機
「ホーリーベーカリー事件はダッカ(Dhaka)を拠点とする駐在員や、ダッカの富裕層の多くにとって、自分自身や家族をバングラデシュの外に退避させる転機になったでしょう」 バングラデシュ国内の国際支援組織で働くある外国人は話す。 7月1日、ダッ… 続きを読む

なぜラマダンを選ぶのか

なぜラマダンを選ぶのか
日曜日、バグダッドで発生した恐るべき襲撃により、160人以上の死亡が判明した。これは過去1ヶ月間、イスラム暦のラマダン月に実行された”イスラミックステート(IS)”によるものと思われる8件の襲撃事件のうち1つに過ぎない。 オーランドやダッカ… 続きを読む