2ヶ月で2.1万人入国

2ヶ月で2.1万人入国
ミャンマー軍による激しい弾圧により、この数週間で2万人以上のロヒンギャがバングラデシュに流れ込んだ。人道支援機関関係者は昨日話した。

ミャンマーラカイン州に接する国際移住機関(IOM)のコックスバザール支局のサンジャクタ サハニー局長は、過去2ヶ月で約2万1千人のロヒンギャが国境を超えたと話した。

やって来た彼らの大半が間に合わせの住居や難民キャンプ、難民村に非難したという。

「10月9日から12月2日の間、推定2万1千人のロヒンギャがコックスバザール県に入ってきました」
サハニー局長は電話でAFPに伝えた。

「これは国連機関や国際NGOが集めた数字に基づいています」

「この数週間で新たに推定で2万1千人が流れ込んだ」
国連難民高等弁務官ダッカ事務所は声明を出した。

バングラデシュ国内でAFPの取材を受けた難民は、ミャンマー治安部隊による集団レイプ、拷問、殺人など、恐ろしい内容を話してくれた。

ヒューマン・ライツ・ウォッチの衛星画像分析で、ロヒンギャの村の何百もの建物が破壊されていることが分かった。

ミャンマー側は弾圧を否定しているが、外国人記者や独立検査機関の地域への立ち入りを禁止している。

ノーベル平和賞受賞者でミャンマーの事実上の指導者であるアウン サン スー チー氏は、国連が指摘する多数のミャンマーの仏教徒が毛嫌いするイスラム教のロヒンギャへの度重なる民族浄化キャンペーンへの拡大する国際的批判に直面している。

彼女は先週"平和と国家の和解"のために動くことを誓い、国家は多くの課題に直面していると話したが、ラカイン州での暴力については言及しなかった。

スーチー氏がラカイン州長との面会を使命したコフィー アナン前国連事務総長は、記者が州に立ち入り、"流れている噂を打ち消す手助けをする"ことをミャンマー側が許すことを願った。

「集団虐殺や民族浄化問題(略)これはとても深刻な罪です。法的見地や司法判断が必要とされる罪です」
アナン氏はヤンゴンで報道陣に語った。

「これは簡単にどこかに投げやられるべき問題ではありません」

23万人以上のロヒンギャがすでにバングラデシュに住んでいる。彼らの大半が違法だが、3万2人が正式に難民として認定されている。

地元のテロ集団が関与した疑いのある警察署への襲撃を受け、治安部隊が地区になだれ込んだここ1ヶ月で、ラカインの暴力が急増した。


コックスバザールのデイリースター特派員によると、11月10日からロヒンギャ2300世帯がウクヒア(Ukhia)郡クトゥパロングのロヒンギャスラムに避難した。スラム管理委員会のアブ バカル シディク委員長は話した。

テクナフ(Teknaf)のレダロヒンギャスラムには過去26日間で1200世帯が避難した。スラム管理委員会のアミール ホサイン委員長は話した。

委員会は新たな世帯の情報を集め、諜報機関に情報を渡しているという。

バングラデシュ/The Daily Star Dec 07 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/21000-entered-2-months-1326277

翻訳:米澤
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