輸出が元気

輸出が元気
衣料品や皮革製品、ジュート、ジュート製品、エビの力強い業績に引き上げられ、11月1ヶ月間の輸出が28億9千万ドル(3299億506万円)へと、5.46%上昇した。

11月収益は月間目標の1億9632万ドル(224億1071万円)を超え、10月の1億8千万ドル(205億4772万円)より上昇した。

常に輸出の80%を占める先月の衣料品収益は23億1千万ドル(2636億9574万円)で、前年より4.05%上昇した。

「ヨーロッパ全体の市場はそれほど良くありません。イギリスのユーロ離脱によるドルに対するユーロ下落で、価格が落ち込みました」
バングラデシュ衣料縫製品輸出協会(BGMEA)のMd シディクル ラーマン会長は話した。

さらにインドやパキスンタンといった近隣諸国のドルに対する通貨デノミが、世界市場の輸出国の競合力に影響した。

国内では1年近く高い状態を保っていたタカが、ドルに対して安くなり始めた。1ヶ月前の1ドル=78.62タカ(114円)に比べ、1ドル=79.95タカ(116円)で取引された。

ラーマン会長はタカの価値が下がったのを認めながら、輸出収入を押し上げるため、さらなるタカ安は必要だという。

にも関わらず、海外需要の改善により、12~2月期の輸出は上昇すると予測する。

バングラデシュは2016-17会計年度当初の5ヶ月で、前年比6.3%増の136億9千万ドル(1兆5627億6825万円)を得たが、期末目標の142億9千万ドル(1兆6312億6065万円)は下回った。今会計年度の輸出目標は370億ドル(4兆2064億円)だ。

衣料品とは別に、2番目に大きな輸出収益部門の革や皮革製品、履き物の7~11月期の輸出は5330万ドル(60億8441万円)と前年比で16.62%上昇した。

「バイヤーはクリスマスに先駆けて輸入しています」
バングラデシュなめし皮協会のシャヒーン アーメド会長は話した。

皮革製品や革履き物の輸出は上昇傾向を続けた。

主要品目である革履き物の輸出はこの期間、2億3289万ドル(265億8532万円)と15.14%増加した。

3番目に大きな収入源であるジュート、ジュート製品の収益もこの期間上昇した。

原材料のジュート輸出は2016-17会計年度の当初5ヶ月で8600万ドル(98億1724万円)と、17.78%の成長を記録した。

パキスタンのジュート需要急増がこの輸出収益を刺激した。業界の消息通は話した。

冷凍・生魚、主にエビの輸出業者は会計年度の7~11月期、前年比7.16%増、2億4500万ドル(279億6773万円)の収益を上げた。

バングラデシュ/The Daily Star Dec 07 2016
http://www.thedailystar.net/business/exports-buoyant-1326220
翻訳:米澤
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