日バン合弁の病院完成間近

日バン合弁の病院完成間近
【The Daily Star】日本の医療サービスプロバイダーが国内企業と協力し、世界クラスの治療を提供する病院の建設作業が完成に近づいた。

日本企業のシップ(SHIP)ヘルスケア・ホールディングスとバングラデシュのアイチ医療グループの合弁事業、日本東西医科大学病院の建設作業は80%が完了した。

合弁会社シップ・アイチ医療サービスは、来年2月の病院(アシュリア:Ashulia地区)完成、4月のグランドオープンを予定している。

「我々は高品質サービスをより安価に提供するための長期計画を持っています。多くの利益を上げる以上にサービスを優先します」
アイチ医療グループ会長のMd・モアッゼム・ホサイン教授は述べた。

治療費はバングラデシュの高級病院の3分の1ほどで、日本の技術と設備を備えた650床の多専門病院になるという。

「バングラデシュの病院を、日本や国際標準にすることに取り組んでいきます。バングラデシュ人患者は高度治療のために海外へ行くことが多く、国内に国際標準の病院が必要です」
イトウ・カズオ病院長は述べた。

ウェブサイトによると、これは日本のシップヘルスケア初の国外での病院設立だという。

2016年2月、プロジェクトは投資目標を56億タカ(74億円)として始まった。アイチグループが11.4億タカ(15.1億円)、シップヘルスケアが39億タカ(51.5億円)を投資。最近、国際協力機構(JICA)が5.6億タカ(7.4億円)を投資し、積極的なプロジェクトパートナーに加わった。

合弁会社はアイチの子会社である東西医科大学と病院を改装し、新しい施設を作るため、既存の建物に7つの新フロアを追加した。

さらに、患者を収容する11階建ての別館と、病院を円滑に運営するための7階建ての2棟を設置した。

ホサイン氏は、新しい病院には173の個室があり、ベッドの10%を貧困層に無料で提供する予定だとした。

112人の専門医など194人の医師、376人の看護師、その他医療従事者が働くことになる。また、1200の雇用が創られる。

病院には専門の心臓センター、腎臓センター、外傷センター、母子育児センター、不妊センターが設置される予定だ。

ホセイン氏によると、日本の医師や看護師、病院管理者が指導者として働き、質の高いサービスを提供するという。

合弁会社シップ・アイチ医療サービスは、タイのマヒドン大学や日本の名古屋大学、大阪府立がん心臓病国際病院、バンパコック医療グループバンコクなどの国際組織や機関と、サービスの更新や交換プログラムの実施について合意した。

病院は診断を目的に、近い将来、人工知能技術を導入することを計画していると、イトウ病院長は述べた。

Bangladesh News/The Daily Star Oct 23 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/tk-560cr-hospital-nears-completion-1817569
翻訳:吉本
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