日曜日、ムスリム(イスラム教徒)少数派ロヒンギャの弾圧に抗議するため、ミャンマー国境地帯へ向かう数千人のイスラム教徒の行進を、警察は中止させた。 ミャンマー西部ラカイン州の軍事行動により、2万7千人のロヒンギャがバングラデシュへ脱出した。生存者は軍が大量殺人やレイプ、放火を行ったと話す。 仏教徒が大多数のミャンマーでは、国籍のないロヒンギャを長らく差別してきた。今回の軍事行動は、地域のムスリム諸国が抗議行動を引き起こすきっかけになった。
Bangladeshi activists of Islamist political party Islami Andolan Bangladesh (IAB) shout slogans during a rally in Dhaka on 18 December, 2016, held to protest the halting of a long march towards the border with Myanmar. Photo: AFP
イスラミ・アンドラン・バングラデシュ党に所属する数千人のイスラム教徒が、ダッカのバイトゥル・ムカロム国立モスク前に集まった。彼らはミャンマーのノーベル賞受賞者で事実上のリーダー、アウンサンスーチー氏を非難するプラカードを持ち、大声でスローガンを繰り返した。 警察官のラフィクル・イスラム氏はAFPに対し、国境地帯に向かって行進するため、少なくとも6千人が集まったと話す。 「社会生活を妨害することについて双方で話し合い、行進は中止になりました」
Police stand alert as activists of Islamist political party Islami Andolan Bangladesh (IAB) stage a rally in Dhaka on 18 December, 2016, held to protest the halting of a long march towards the border with Myanmar. Photo: AFP
だが党側は警察が“強制的に”中止させ、逮捕したと非難した。 「警察は私たちの行進を中止させ、その場にいた多くの人を無作為に逮捕しました。 我々はこのような行動を強く非難します」 アティクル・ラーマン党首は話した。
Bangladeshi activists of Islamist political party Islami Andolan Bangladesh (IAB) shout slogans during a rally in Dhaka on 18 December, 2016, held to protest the halting of a long march towards the border with Myanmar. Photo: AFP
ここ2ヶ月、バングラデシュは国境警備を強化した。国境警備隊はロヒンギャ難民が乗った数百隻のボートの侵入を防いだ。 バングラデシュ政府はイスラム教団体や野党から、脱出するロヒンギャに国境を開放するよう圧力を受けている。 バングラデシュにはすでに23万人以上のロヒンギャが住んでいる。多くは不法滞在だが、約3万2千人は正式な難民として登録されている。 バングラデシュ/Prothom Alo Dec 18 2016 http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/133123/Pro-Rohingya-protest-march-to-Myanmar-border 翻訳：吉本 #バングラデシュ #ニュース #ロヒンギャ