今会計年度の最初の5カ月で開発支出は2%増加したが、まだ従来傾向より遅れを取っている。
7月~11月期、省庁は2016-17会計年度の合計支出の19.13%を使用し、前年の17%から増加した。
2012-13会計年度以来、年間開発プログラム(ADP)の支出割合は支出合計額から見ると減少している。
2012-13会計年度の最初の5カ月、ADPの実施合計は25%で、それ以来、実施率は落ち込んできた。
だが今会計年度の最初の5カ月の開発支出は金額で見ると過去最高だったと、AHMムスタファ・カマル計画相は昨日の会見で話した。
実施観察評価庁の統計によると、前年度同期の1701億1千万タカ(2557億円)とは対照的に、今年度7月~11月期には約2359億4千万タカ(3546億円)が費やされた。
ADP費用は今年1兆2334億6千万タカ(1兆8538億円)で、国営企業への開発割り当ても含む。
そのうち1兆1070億万タカ(1兆6637億円)が政府予算から支出される。
ADP合計額は毎年常に増加するが、成果は合計支出と実行割合の比率を計算して評価される。
政府は会計年度残り7カ月で合計支出の約80%を使用しなければならないことを、この最新実施率は示している。
前年の記録では、ADP全体の40~50%が会計年度の第4四半期で費やされていることを示す。
「開発支出は第1~3四半期は低いままで、第4四半期だけ加速します。国の独立以来、常態化している傾向です」
カマル大臣は話す。
建設作業は年中行なわれているのに、支払いが年度末になるのが理由だ。
「建設業者の工事完了書が完成し、年度末に提出されなければ、支払いは行われません」
当初5カ月の合計支出のうち、政府基金の実施率は28.86%、海外基金の使用率は16.86%、国営企業基金では17.2%だった。
10省庁が総額の73%を割り当てられ、そのうち鉄道省、初等成人教育省、電力庁、地方政府庁の4省庁だけが、平均実施率より高く支出した。
住宅公共事業省、教育省、橋梁庁、道路高速庁、健康省、水資源省は平均より低い支出だった。
計画相の昨日の会見では、政府は会計年度の最初の5カ月で、推定2兆2782億万タカ(3兆4239億円)となる101プロジェクトを承認したことも発表された。
合計額のうち7200億万タカ(1兆821億円)を政府が支出し、残りは海外基金が支出する。
前年、104プロジェクトが承認され、合計8500億タカ(1兆2775億円)に上ったとカマル大臣。今年のプロジェクト費用の急増は、ループール原子力発電所によるものだという。
ループール原子力発電所プロジェクトの費用は、約1兆1309.2億タカ(1兆6933億円)に上るとみられる。
バングラデシュ/The Daily Star Dec 21 2016
http://www.thedailystar.net/business/development-spending-still-slow-lane-1333024
翻訳:米澤
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