自動車整備学校1期生卒業

ジャパンオートメカニック研修学校の第1期生が学校を卒業し、全員が職を得たという。

ユヌスセンターの発表によると、卒業式は木曜日、ダッカ(Dhaka)の校舎で行われた。この学校は非政府組織(NGO)SKドリームジャパン、スラム児童を対象とする非公式学校プログラムのグラミンシッカ、ラングスワークショップが共同で設立したものだ。

ノーベル賞受賞のムハンマド・ユヌス教授が式を主宰した。学校のヒラオ・ツネアキ理事長やドゥンカン・パワーズ総支配人も出席した。

発表によると、卒業生のうち3人は学校自身が準教員として雇用し、残り7人はラングスワークショップが雇用したという。

「卒業生たちが世界クラスの研修や経験を活かし、いつの日か新世代の起業家となって自分の作業場を開設し、雇用を創出してくれることを願っています。若き卒業生たちはバングラデシュの若者たちに新たな扉を開いてくれるでしょう」
ユヌス教授は話した。

この学校は、特に日本で製造された自動車のメンテナンスや修理を行えるように訓練する。

学校は2015年1月、10人の生徒と共に始まった。生徒は全員、グラミン銀行の借入者の子どもたちだ。学校はテジガオン(Tejgaon)のラングスワークショップにある。

現在の生徒数は32人。学校は200人を目標に、生徒の受け入れ数を少しずつ拡大していく。

学校では実践的な整備や英語の訓練を行い、生徒が世界のどこへ行っても働けるようにする。

年に一度、グラミン銀行借入者の子どもの出願を選抜し、選ばれた出願者はグラミンシッカから無利息で教育ローンを借りられる。

生徒は備品や衣服、宿泊施設を全てローンで賄うことができ、返済が始まるまで1年間の猶予期間がある。返済は長期の割賦で行われる。

毎年ダッカには約3万7千台の中古車が入ってくるため、資格を持つ整備士が慢性的に不足している。

バングラデシュ/The Daily Star Dec 25
http://www.thedailystar.net/business/first-batch-japan-automechanic-school-completes-graduation-1335067
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #自動車 #若者