市内の通勤者56%が自宅から10キロ圏内へ移動するにも関わらず、ダッカの交通渋滞は悪化する一方だ。ブラック大学の調査報告書は明らかにした。
報告書によれば、ダッカ市民の約40%(38%)が勤務先近くに住んでいたとしても、労働時間の4分の1は交通渋滞で失われているという。
"都市環境:ダッカ市の交通渋滞(政府予測)"と題された報告書は、2004年時速21.2キロ、2009年15.1キロ、2015年6.8キロと、ダッカ市の乗り物速度は年々遅くなっていると述べている。
ブラック大学のブラック運営開発機関(BIGD)は報告書に関し、ダッカの渋滞コストは約114億ドル(1兆6937億円)で、国内総生産(GDP)の約7%を失っていると話した。
「様々な政策にも関わらず、交通渋滞によって大きな経済的、社会的、環境的影響が広がっている」
調査報告書は記す。
ダッカは過去35年間で人口の5倍増を経験したが、過剰な人口は渋滞原因の8番目にすぎないという。管理問題がダッカ市の交通渋滞の根本的な問題であると報告書は述べている。
調査に基づいた報告書は、原因の23%は乱雑な駐車、21%は私用車の増加、20%は交通違反、9%は道路建設、7%は過剰な乗り物台数、6%は決められた場所以外の横断、5%は重要人物(VIP)の移動、4%は過剰人口、2%は列車の横断だと指摘する。
「影響力のある人物が道路を走行すれば、誰もが道路へ侵入することはできない」
ダッカの深刻な交通渋滞は、管理改善や当局による交通規則強化で大幅に削減できると、報告書は述べている。
バングラデシュ/Prothom Alo Dec 27 2016
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/134213/Dhaka%E2%80%99s-speed-slows-down-to-6.8-kph
翻訳:米澤
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