【The Daily Star】国有ダッカ大量高速輸送社(DMTCL)は、メトロ鉄道プロジェクトに尽力してくれたとして、2016年7月1日のホーリー・アルチザン・ベーカリー過激派襲撃事件で死亡した日本人7人の記念碑を建立する。
「バングラデシュ、日本の両政府が共同で決定しました」
メトロ鉄道プロジェクトを実施するDMTCLのMAN・シディック社長が、 本紙に語った。
当初、記念碑はウッタラのMRT6号線展示情報センターに設置される予定だったが、のちにMRT1号線のノトゥンバザール駅に移されることになった。シディック氏によれば、7人の日本人は1号線プロジェクトに関わっていたという。
DMTCLと国際協力機構(JICA)はこの点に関し、DMTCLのプロジェクト資金を使って記念碑の建立を行うとする覚書(MoU)に署名した。
別のDMTCL関係者によると、記念碑は、JICAとイタリア・タイ開発公社が協議し、 MRT6号線の請負業者が建立するという。資金はMRT6号線プロジェクトから出す。
2016年7月1日夜、武装した過激派が首都グルシャンのホーリー・アルチザン・ベーカリーを襲撃し、ほとんどが外国人の人質20人を殺害した。12時間の膠着状態の中、2人の警察官も殺された。
犠牲となった日本人は、田中宏さん(80)、橋本秀樹さん(65)、小笠原公洋さん(56)、黒崎信博さん(48)、酒井夕子さん(42)、岡村誠さん(32)、下平瑠衣さん(27)の民間コンサルタント会社勤務の7人。
日本は、11月時点で38.35%の進捗状況のMRT6号線の他、国内初の地下鉄となるMRT1号線に資金提供している。建設作業のほとんどを日本企業が行う。
ハズラット・シャージャラル国際空港からコムラプール(ダッカ中央)駅までのMRT1号線は、5256億1430万タカ(6945.6億円)で建設される。
31.24kmの路線にはノトゥンバザール(Notun Bazar)からプルバチャル(Purbachal)までの高架区間がある。プロジェクトは2026年までの完成を予定している。
Bangladesh News/The Daily Star Dec 14 2019
https://www.thedailystar.net/city/news/metro-rail-monument-seven-japanese-holey-artisan-victims-1840132
翻訳:吉本
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