Hundreds of tents pitched on the bank of the Turag to house pilgrims as the first phase of Biswa Ijtema, the second largest congregation of Muslims after Hajj, begins today. Photo: Anisur Rahman
全国各地の信者がガジプール(Gazipur)県トンギのトゥラグ川河畔に集まる3日間の集会、ビスワ・イジュテマ(BiswaIjtema)の第1段階が今日始まる。
第2段階のイジュテマには今年、32県の信者が参加する予定だ。そのうちダッカ(Dhaka)を含む17県の信者が、1月15日の締めくくりの祈り(アクヘリ・ムナジャット:Akheri Munajat )まで続く第1段階に参加する。
イジュテマの第2段階は1月20日に始まり、1月22日のアクヘリ・ムナジャットまで続く。
イジュテマ委員会は昨年、イジュテマを2年間、4段階で開催することを決めた。32県の信者が今年の、残り32県の信者は来年の第2段階に参加する。
(注:国内には64県ある)
今年の第1段階に参加する県はダッカ(Dhaka)、タンガイル(Tangail)、マイメンシン(Mymensingh)、ジョイプールハット(Joypurhat)、マニクガンジ(Manikganj)、ロングプール(Rangpur)、チャパイナワブガンジ(Chapainawabganj)、ブラフモンバリア(Brahmanbaria)、ガジプール(Gazipur)、ゴパルガンジ(Gopalganj)、ショリオトプール(Shariatpur)、シャトキラ(Satkhira)、ジョソール(Jessore)、バンドルボン(Bandarban)、ランガマティ(Rangamati)、カグラチョリ(Khagrachhari)、モウルビバザール(Moulvibazar)だ。
世界ムスリム(イスラム教徒)集会とも呼ばれるビスワ・イジュテマは、1946年以来、毎年タブリグィ・ジャマート(Tablighi Jamaat)が主催する。2011年、会場の混雑と安全対策を確保するため、タブリグィ・ジャマートは集会を2段階に分けた。
エンジニアでムロッビ(イジュテマ主催者)の1人、ジャイアス・ウッディン氏は、80カ国、2万5千人以上の信者が集会に集まると予測する。イジュテマはハッジ(Hajj:メッカ巡礼)に次ぐ、世界第2の巡礼集会だ。
運営を担当する緊急行動隊(RAB)ラティフ・カーン副部長は、適切な安全対策を講じたと、全体の治安を評価した。
「今年のイジュテマには何の脅威もありません」
Devotees head for the Ijtema ground in Tongi. Photo: Anisur Rahman
信者の安全確保のため、RABは9ヶ所、警察は5ヶ所の監視塔を設置した。またイジュテマグラウンドには、約1万2千人の法執行機関メンバーを配置し、どんな事態が起ころうと対処できるよう準備をしていると、ガジプール警察のハルン・ラシッド署長は話した。
会場には8106カ所のコンクリートのトイレやバスルーム、鉄板屋根でコンクリート壁の家屋がある。
会場設営に携わったムロッビ(イジュテマ主催者)の1人、アブル・カラム教授は、外国人信者のため、イジュテマグラウンドの北西側に別の部屋を用意したと話す。
ガジプール市トンギ地区担当のエンジニアは、会場に設置した井戸から、毎日およそ3千万リットルの水が汲み出されるだろと話した。また電気を確実に供給するため、あらゆる種類の準備をしているという。
火災対策のため、消防と市民消防団は管理室を設置した。
ガジプールの開業医、アリ・ハイダー・カーン医師は、信者に無料で治療を行うため、6つの臨時医療施設を設置したと話した。またイジュテマグラウンドを担当する専門医や医療関係者のリストを用意したという。
バングラデシュ/The Daily Star Jan 13 2017
http://www.thedailystar.net/frontpage/biswa-ijtema-first-phase-begins-1344592
翻訳:吉本
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