ソフトウェアとIT関連サービスの直近12カ月の輸出金額が、7億ドル(805億円)台に届いた。これは公式発表の数字よりはるかに高い。
「この産業の全体的な成長は大きいものです。我々は2018年までに輸出目標の10億ドル(1150億円)に到達することを期待しています」
ジュナイト・アーメド・パラクICT担当国務大臣は話す。
パラク氏は昨日、現政権が発足3年を迎えたことで、ダッカ(Dhaka)の庁舎内の記者会見をした。政府は2021年までにICT分野の輸出収入50億ドル(5750億円)を目標にしているという。
輸出促進局のICT分野の収入データは約2億5千万ドル(287億5千万円)だが、この数字は誤りで、修正の必要があるとパラク大臣。
「我々はフリーランスで1億ドル(115億円)以上、アウトソーシングでもう1億ドルの収入を得ました」
業界収入の一部は非公式部門から入ったと大臣は話した。
バングラデシュは他に匹敵するような単一商品を持っていないため、ICT輸出は10億ドルに到達することができると、パラク大臣はいう。
「IT企業が、フリーランスの開発者と一体となったソフトウェアやIT製品を輸出するという現在の流れが続けば、ICT輸出は2021年までに50億ドルを超えるでしょう」
第二次ハシナ政権が発足した2009年1月当時、ICT分野は輸出はわずか2千6百万ドル(29億9千万円)だった。
ICT庁常任議会のイムラン・アーマド議長、シャム・スンダー・シクデルICT局長もこの会見で発言した。業界リーダーらが同席した。
政府は国内全土で複数のICTインフラ開発事業に着手し、この分野を活性化するため、研修プログラムも開いている。
いくつかのプロジェクトはすでに完了し、政府は間もなくそこから利益を得ることができるだろうと、大臣は話した。現在
カリアコイル(Kaliakoir)の332エーカーのボンゴボンドゥ・ハイテク・パークや、ジョソール(Jessore)のシェイク・ハシナ・ソフトウェア技術パークを含む12カ所のハイテクパークが建設中で、近いうちに完成するという。
ボンゴボンドゥ・ハイテク・パークが完成すれば、そこだけで約10万人の雇用を生み出すだろう。
「2021年までにICTプロフェッショナルを200万人に増やすことが目標で、それに向けて動いています」
今後ICT庁はインターネットリテラシーセンターを国中で建設し、現在約40%のインターネット普及率を上昇させるという。国際電気通信連合の報告書は、バングラデシュのインターネット普及率はわずか14%で、ICT開発指標順位は144位だと記した。
それは国内の報告態勢が貧弱なため起こったせいで、国際社会でバングラデシュの評価を貶めていると大臣はいう。
「私たちは正しい統計を伝える研究機関を設立する必要があります」
政府の主な目標は、国民に優れたICTサービスを提供し、彼らが日常生活をより良くすることが政府の目標だと大臣は話した。
ICT庁はすでに郡部をまたいだ接続のため、国内で1万キロにも及ぶ光ファイバーケーブルを設置したと、イムランアーマド議長は話した。
さらにICT庁と通信庁がより強く連携し、バングラデシュ通信規制委員会に主体性を与える必要性を強調した。
バングラデシュ/The Daily Star Jan 13 2017
http://www.thedailystar.net/business/ict-exports-much-higher-reported-minister-1344502
翻訳:米澤
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