ロヒンギャがISに参加する動機があるという申し立てにより、現場警察官は彼らを警戒するよう指示された。
昨日の会議で、警察上層部がこの問題を取り上げ、AKM・シャヒドゥル・ホック警視総監(IGP)が指示を出した。
「バングラデシュに留まる複数のロヒンギャが、ISへ参加する動機を持ったり、騙されて参加しようとしているという情報があります。複数名はすでにテログループに加わろうと試みています」
警察上層部は話したという。
その後、IGPは現場の警察官に、ロヒンギャが指定区域から出られないよう厳重警戒を求めた。
警察週間2017の4日目の昨日、ダッカ(Dhaka)のラジャルバー警察署講堂で行われた現場警察官との意見交換会で発言した際、IGPは指示した。
ロヒンギャとテログループとの関わりは目新しいことではない。
非合法武装集団ジャマトゥル・ムジャヒディーン・バングラデシュ(JMB)と、ハルカト・ウル・ジハード・イスラミ(Huji)に所属する逮捕された上層部メンバーは、ミャンマーのアラカン州の過激派集団、ロヒンギャ連帯機構(RSO)との関連を供述している。
JMB指導者のボマ・ミザンは、2002年、複数のJMB工作員がミャンマー国境で、RSOの武装エキスパートから訓練を受けたと警察に供述している。死刑となったJMB指導者シェイク・アブドゥル・ラーマンは、工作員を訓練させていた。
またIGPは、パスポートの本人確認の際、厳重に注意するよう国境県の警察官に指示した。兵士が偽造IDを使用して国内に逃れてくる可能性があるという。
"ネオJMB"の指導者サルワル・ジャハンは、機械で読み取れる正規のパスポートを所持し、偽造IDを使用していなかった。
サルワルは昨年7月、アシュリアでの緊急行動隊による急襲作戦から逃れようと、ビルから飛び降りて死亡した。
都市でのテロ対策の取締りにより、兵士は郊外の潜伏先を選択しているとIGP。彼は兵士がそのような潜伏先を築くことができないよう、警察官に警戒するよう要請した。
ダッカ警視庁のテロ・越境犯罪対策(CTTC)チームと緊急行動隊は、最近、ナラヤンガンジ(Narayanganj)、ガジプール(Gazipur)、シャバール(Savar)、ケラニガンジ(Keraniganj)の複数県で"ネオJMB"やJMB分派の隠れ家を急襲した。
警察本部から出された声明でIGPは、国内のテロは制圧されたと主張した。だが現場の全警察官に警戒態勢を要請した。
さらにIGPはモスクのイマームやマドラサの教師は、イスラム教の真の解釈を教えるべきだと話した。そしてテロと闘うためにコミュニティを警備し、武装を阻止するよう提案した。またテロ組織の情報収集や、関連情報の更新の必要があると話した。
CTTCのモニラル・イスラム班長は昨日の会議で、現場警察官にテロ対策の説明を行った。
IGPは三輪車が高速道路を使用できないよう、警備を徹底することを職員に要請した。
また与党の大物であっても必要な全ての手段を講じ、いかなる要求にも応えないよう指示したという。
意見交換会の一環として、IGPは警察公安課と犯罪捜査課との特別会議を開いた。
バングラデシュ/The Daily Star Jan 27 2017
http://www.thedailystar.net/frontpage/cops-wary-link-some-rohingyas-1351762
翻訳:米澤
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