デジタル医療保険に20万人

デジタル医療保険サービスのトニックは2016年6~12月期、バングラデシュの約200万人にサービスを提供した。サービス登録は毎日、数千人に上る。

グラミンフォンの顧客は*789#をダイヤルするか、携帯電話アプリをダウンロードすれば登録ができる。通話料金を除き、この医療保険サービスは完全無料だと会社側は話した。

テレノール・ヘルスが展開したトニックは、携帯電話技術を利用し、健康情報やアドバイス、サービスを配信する。

グラミンフォンの親会社のテレノールは昨年バングラデシュにこのサービスを導入し、現在はミャンマーやタイ、マレーシアなど拠点のある他の国々で、このデータ主導型のソリューションを再現する計画を立てている。

「科学技術に基づいた健康管理への大きな需要があることは明らかです」
テレノール・ヘルスのサジド・ラーマン取締役は話した。

このサービスを始めた当時、こんなにも大きな反響を予想していなかったとラーマン取締役。

サービス開始以来、トニックは1500件の保険金請求に対し、それぞれ1千タカ(1429円)を支払った。さらに登録客に対し、200カ所の病院や薬局、診療所で1万6000件以上の割引を提供してきた。

登録客は病院の治療で約40%の割引が受けられる。割引を受けるためには789に病院のコードを添え、SMSを送る必要がある。

テレノール・ヘルスは火曜日、過去7カ月の成果を議論するため、ダッカで非公式の集まりを開催した。だがこの先の投資金額は明らかにしなかった。

過去数カ月で10万件以上の電話相談が行われた。そのうち30%は子どもの健康に関連するものだったと、テレノール・ヘルスの医療責任者のフレッド・ハーチ博士は話した。

グラミンフォンは2010年に初めてデジタル医療保険を導入した。その当時は789にダイヤルすると、医者と話すこともできた。

現在登録客に24時間サービスを提供するため、40名の医師を確保していると会社側。

通話1回で1分間あたり5タカ(7円)がかかり、これは通信規制委員会に許可されていると、テレノール・ヘルスのマシュー・グリフォード最高販売責任者はいう。
「我々はこの部分のみ顧客から徴収しています。その他の全てのサービスが無料です」

顧客が電話すると、医師はデータベースに保管されている顧客の健康履歴を閲覧し、治療法をアドバイスすることができる。
「何年以上にもわたり、健康情報の巨大なデータベースを持っています。個人情報はEUの規則の下、保護されています」と、グリフォード氏。

会社には別のサービス“トニック・ジボン”があり、顧客はSMSを通じて無料の健康管理アドバイスをもらうことができる。

グラミンフォンのインターネットを使用すれば、顧客はデータ使用料なしで健康アドバイスを受けられる。

13万4千人以上がFacebookを通じてアドバイスを受け、25万9千人はトニックのサイトやアプリからアドバイスを受けたという。

バングラデシュ/The Daily Star Feb 03 2017
http://www.thedailystar.net/business/gps-digital-healthcare-serves-20-lakh-seven-months-1355131
翻訳:米澤
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