単一機関による検査を

単一機関による検査を
バングラデシュ衣料品製造・輸出業者組合(BGMEA)は、縫製工場の修繕における進捗の調査と監視に、現在の3機関ではなく単一機関を望んでいる。

煩わしさを減らし、統一された検査方法を定めるため、BGMEAは縫製工場検査の次の局面に向けた新ガイドラインを用意した。

3機関が検査で異なる方法を採用しているため、結果として多くのオーナーが工場修繕という課題に直面している。

現在、欧州と北米の小売業者やブランドの検査機関であるアコードとアライアンス、そして政府が後ろ盾のナショナル・イニシアティブが、労働場所の安全性の推進のために検査を行い、修繕を提案している。これらは現在、任期を引き延ばそうとしている。

法的拘束力のあるアコードとアライアンスは2018年1月に終了する。そのためBGMEAはガイドライン案を用意した。案は最終決定に向け、2月9日の会議で議論される。

「我々は検査機関と草案について話し合う準備があります」
BGMEAのマムード・カーン・バブ副会長は話した。組合は新ガイドラインで、政府やBGMEA、国際労働機関、貿易組合、世界的な小売業者らが機関の中心的な委員に含まれることを望んでいる。

BGMEAはすでにアライアンスとこの件で話し合いを持った。また草案の最終調整に向け、アコードと交渉中だと、バブ副会長はいう。

新たなガイドラインは2021年まで有効で、その後、工場設置監査局の一部である修繕調整室が進捗を監査すると、彼は補足した。

BGMEAは新ガイドラインを執行する際、アコードとアライアンスの現行契約から“法的拘束力のある”という言葉を削除することを望んでいるという。

BGMEAはアコードとアライアンスの契約期限切れとなった状況に対処するため、昨年の10月、戦略開発に向けて5名からなる委員会を組織した。

新しい取り組みでは工場評価は個別に行われ、特定工場での修繕の不履行は同じグループに所属する他の生産工場には影響しない。

草案では、工場閉鎖や労働者への補償、工場オーナーの違約金に関し、土地法を適応できるようになる。

ガイドライン案でBGMEAは、初期(2018年1月~2020年1月)段階では加盟バイヤーが寄付を継続するよう提案した。だがそれは2013年以降アコードとアライアンスに支払ってきた半分の金額だ。

BGMEAはこれまでアコードとアライアンスと監査や認可を行ってきた第3者機関を、構造、防火、配線の全検査の実行のために雇用することを提案した。

新しい工場は検査のために料金を支払う義務がある。

アコードは1600工場で初期検査を行い、アライアンスは759工場で検査を行った。

一方、国家行動計画の下、バングラデシュ政府はILOと連携し、約1500工場を検査した。

バングラデシュ/The Daily Star Feb 06 2017
http://www.thedailystar.net/business/bgmea-asks-single-inspection-agency-1356637
翻訳:米澤
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